本校は、学校の北側と西側に土砂災害警戒区域があります。(学校に隣接して2つもあるのはめずらしいのではないでしょうか。)特に北側の崖はレッドゾーンになっているため、地域に通学路の変更を働きかけたところです。教職員、保護者、地域の方に危険度を知ってもらうために、静岡県から出ている情報を発信することにします。
2024年4月20日(土)の「笠原地区まちづくり協議会」のあと、校長が土砂災害警戒区域と雨の日の保護者の送迎について相談と問題提起を行いました。
2024年5月18日(土)の「笠原地区青少年健全育成会総会」のあと、コミュニティセンター館長と連合自治会長に、校長が土砂災害警戒区域の樹木伐採を相談しました。
2024年6月11日の情報発信
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/2821
2024年7月16日の本校の対応
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/3149
2024年8月29日の校長判断
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/3328
2024年9月1日 市教委と協議
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/3370
2024年9月2日 校長判断 通学路変更
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/3376
2024年9月25日 自治会による働きかけで樹木伐採開始
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/3698
2024年9月26日 作業開始
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/3674
2024年9月27日 樹木伐採作業に伴い通学路変更
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/3695
2024年9月30日 樹木伐採完了
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/3703
2024年10月3日 笠原コミュニティセンター館長さんの対応
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/3777
2024年10月25日 フェンスの破れを確認
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/4026
2025年3月7日(金) PTA評議員会(新旧引継ぎ会)のときに、校長が土砂災害警戒区域の通学路の危険性を指摘し、通学路の変更を提案しました。その後、該当の三沢・柏木地区で協議して、通学路を変更し、春休み中に放課後児童クラブを含め、周知しました。
地域住民や保護者から、新しい通学路の交通量や安全が心配という声を受け、2025年4月から地域と学校で登下校時の見届けを開始しました。新茶の収穫シーズンまで、交通量を確認する予定です。
笠原地区まちづくり協議会は、「笠原小学校通学路の一部変更と安全運転のお願い」の文書を域内回覧しました。
以下は、校長の独白。
教員や地域住民の方は、身近な小さな危険には敏感であるが、もっと大きな危険には鈍感なのではないか。日本のいたるところで、大雨による土砂災害や地震による土砂崩れが起きているのに、「笠原はだいじょうぶ」という認知バイアスが働いてしまうのだと思う。自分は、校長として、起こりうる大きな災害を想定して、子どもたちの命を守るために、自治会や行政などに働きかけてきたし、今後も続けていこうと思う。
私は、東日本大震災の3か月後、福島県、宮城県、岩手県の小中学校の被害状況の視察を行い、5か月後には山田町への災害ボランティアに参加した。1年後にも被災地の視察に参加した。小中学校の被害の状況やその後の復興の困難さを知ることで、「南海トラフ巨大地震」が起きたときの最悪の状況をイメージしやすくなったし、減災の重要性が自分事になったと思う。