ふりかえりを書かせることの難しさ
2025年11月27日 12時14分昨日の事後研修の話である。
音楽の中心授業では、グループ演奏のあと、子どもたちに振り返りを書かせた。子どもたちは迷っていてなかなか書けず、助言のしかたにまよったとのこと。言語化の難しさが話題になった。もっともである。
架け橋期といわれる1年生では、幼児教育とのつながりが大切である。学習指導要領には、幼児期までに育てたい姿を園と小学校で共有するとある。これら10の姿の中には「言葉による伝え合い」がある。園での言語化は、話し言葉であり、書き言葉には慣れていない。小学校では、ワークシートでの書き言葉が評価に使われることが多いが、子どもたちにとって、書き言葉で表すのは大変なのである。音楽や図工ならば、話し言葉で教師が受け取るほうが、子どもにやさしいと感じる。何でも書かせてまとめさせるのは、小学校教師の悪い癖だと思う。
総合教育センターの音楽の先生の指導の中にも、ICTを活用して、子どもたちの演奏を動画で記録して、再生したものにコメントをつける方法もあるとの助言をいただいた。なるほど。