校長のあたまのなか

ハチ被害を受けて

2025年10月23日 13時44分
防災

 ニュース速報で東京の青梅市立今井小学校の1年生6名が、ハチに刺されて救急搬送されたことを知った。午前9時30分、畑作業中の1年生20名と職員2名が刺されたそうだ。

 スズメバチが多い本校でも人ごとではない話だ。昼休みに教頭と教務主任にニュースの内容を伝えて反応を見た。

「どこで刺されたのでしょうか。」

「状況をもう少し知りたい」

と言うので、私(校長)からは

「学校の過失が問われる案件だと思うか?」

「このあと、この学校で起こりうることは何か?」

と問うた。その後の情報で、ハチに刺された場所は学校に隣接した農園であること、プールの横にあり本校とよく似た状況であることが分かった。

 「生活科の授業中で、校内の農園で落ち葉拾いをしていた。その際、地中にあったハチの巣に気付かずに刺激してしまい、周囲にいた児童らが刺されたという。ハチは、巣を地中に作るクロスズメバチとみられる。」(毎日新聞による)

ハチ被害 今井小学校

 他校で起きたことを自校に置き換えて、思考訓練を行うことが、危機や災害に強い学校につながることを教務主任に話した。

 ちなみに本校では昨年、コガタスズメバチの巣4つを業者に依頼して除去した。