冬型の気圧配置
2025年11月18日 08時34分大陸の高気圧から冷たい風が吹き出し、寒い朝になっています。西高東低の気圧配置ですが、南の空に積雲堤は発達していません。今日は1日、2年生が校外学習に出かけます。6年生は、修学旅行2日目です。
風が強いので、職員玄関の前まで、ガの幼虫が飛ばされてきました。マツカレハだと思います。クロマツの木まで戻れるでしょうか。
天気図は気象庁のホームページから引用しました。
大陸の高気圧から冷たい風が吹き出し、寒い朝になっています。西高東低の気圧配置ですが、南の空に積雲堤は発達していません。今日は1日、2年生が校外学習に出かけます。6年生は、修学旅行2日目です。
風が強いので、職員玄関の前まで、ガの幼虫が飛ばされてきました。マツカレハだと思います。クロマツの木まで戻れるでしょうか。
天気図は気象庁のホームページから引用しました。
朝、校地の見回りをしているときに、ビオトープにタヌキのふんのかたまりが2つありました。たぬきの夫婦がまだ、この辺に居ついているようです。
修学旅行の見送りに来た6年生の保護者(本校の卒業生)に聞かれました。「また森で遊べるようにしてやってほしい。」「私らの子どものころは、あのアスレチックで遊ぶのが楽しかった。」「何で遊べんくなったの?」
校長会と重なり、修学旅行に同行できなかったので、午前9時から約2時間、学校に隣接した森の間伐を行いました。校務員の山下さんが手伝ってくれるのが心強かったです。チェーンソーを持って斜面を下り、作業開始。
ほかの木にもたれかかるように倒れている木、徒長枝、込み合った枝を切っていきました。ここまでは、順調。一度、給油をして休憩。
今日の山場は、センダンの木です。植えたものでなく、実生で育ったものです。高さ10m弱、幹の直径は根元で約30cm。
切った枝は、2年生が生活科でひみつきちをつくるときのためにためておきます。
20年ほど放置され、荒れてしまった森ですが、昨年から少しずつ手を入れて、子どもたちの遊び場として復活させたいと願っています。
樹木が多い本校では、定期的に剪定を行う必要があります。正門横のケヤキは大きくなりすぎて、枝が折れたり、倒れたりする危険があります。11月15日(土)に高所作業車が入り、3分の1くらい上を切り詰めてくれました。
市や自治会に働きかけ、昨年度から土砂災害警戒区域周辺の樹木の伐採や剪定を行っているところです。
校庭の樹木の下で花を咲かせています。秋の野草です。
登校してきた子どもたちが「イタチがいた」と、呼びに来ました。ビオトープを横切って、体育器具庫の裏の側溝にかくれたとのこと。側溝にはコンクリートのふたがしてあるので、かくれたイタチの姿は分かりません。しばらく待ってみましたが、出てきません。子どもたちに害はなさそうなので放置。
農園の方に行ってみると、モグラの穴がありました。トンネルの形がよく分かります。地上に出てこないかと待ちましたが、姿を見せませんでした。残念。
笠原小には、ジョロウグモが多く、6年生の男子が興味をもっていました。秋が深まるにつれて、ジョロウグモも店じまいを始めています。使われなくなった網の端に、メスが産んだ卵のうが残されています。
東門の横のジョロウグモのメスは人気者で、多いときには5匹以上のオスが集まっていました。オスたちは交尾の前にメスに次々と食べられ、最後に残った1匹のオスがチャンスをうかがっています。昆虫やクモなどの小動物は、えさをとり、子孫を残すために生きています。
大きい方がメスです。 右側の小さいのがオスです。
ジョロウグモについてくわしく知りたい子は、次のリンクから。
11月7日(金)に行われた静岡県校長会小笠・榛原大会では、午後から鈴木寛 氏の講演を聴いた。すごく納得した。「熟議」「アクティブラーニング」「探究学習」「個別最適な学び」などを、文部科学大臣補佐官を務めた当時に発信した本人である。
「ほうれんそう」のときと同じく、本人からの説明を受ける良さを改めて感じた。https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/2822#frame-53
用語は伝言ゲームのように、伝わるうちに意味や使われ方が少しずつ変わっていく危険がある。また、理解する側の問題もあり、自分に都合よく受け取ってしまうバイアスが起こりうる。
鈴木氏によれば、「個別最適な学び」とは、もともと「公正に個別最適な学び」という表現であり、平等から公正への転換が大切だと訴えた。本人が一番大切に思っていた「公正」の部分が抜け落ちてしまったそうだ。
鈴木氏の指摘どおり、教育現場は「どの子にも同じように」という形式的平等主義の傾向があると思う。
多くの教員は、視覚文字優位という教え方が生んだ成功者である。その教員が、自分の得意な認知方法で子どもたちに授業をするのは、公正ではない。聴覚優位、身体優位などの認知特性やその子に合った学習特性に合わせて学びをカスタマイズするのが「公正に個別最適な学び」なのだ。発想の転換が必要で授業改善のヒントになる。
自分で学べる子は自分で学ばせ、必要な子に手を掛ける1対1の指導を大切にしてほしい。そのためのツールが、ICTである。
私は、校長として笠原小の教員に、そのことを伝えたい。
本校の先生方がよく行っている教え方で例を示してみよう。
【形式的平等】
算数で教科書での学習が終わり、残りの時間は、個別端末を使って一斉にドリル学習を行わせている。
【公正に個別最適化な学び】
算数で教科書での学習が終わり、残りの時間は、理解できていない子たちに1対1でその子に合わせた教え方で教員がかかわる。一人で学べる子には、ICT機器でドリル学習をさせる。時間を生み出すために教師の独りよがりの説明(語り)を減らし、説明の動画等も活用する。