やりがいは笑顔
2025年4月1日 11時00分第1回職員会議 校長指示事項
年度の初めにあたり、私からはみなさんに、やりがいについてお話しようと思います。私たちが学校で働いていて、やりがいを感じるのは、どんなときでしょうか?
子どもたちが成長し、できるようになった喜びを共有したときだと私は思います。私たちは、子どもたちの笑顔のために働いたときにやりがいを強く感じます。子どもたちの笑顔を増やすような工夫をたくさんしてください。学ぶ楽しさやおもしろさを実感させるような体験をどんどん取り入れてください。何かあったら管理職が責任を取りますから、伸び伸びと自分がやりたいことを笠原小で試してみてください。
令和7年度は、教頭、教務主任、生徒指導主任、事務職員が一気に替わりました。また、県外、市外から新たに赴任された方もいて、不安な気持ちでおられると思います。子どもたちの笑顔が増えるためには、先生方が元気でなければいけません。無理をせず楽しく仕事をしてほしいと思います。4月は、産育休に入る前の先生方も勤務してくれているので、実質プラス3人の職員の力を借りられます。支援員さんたちはベテランばかりです。困ったら声に出して、同僚に助けを求めてください。できないことや分からないことがあっても、恥じる必要はないのは、大人も子供も同じです。
どうか、ポジティブな行動支援であたたかく見守り、たくさん愛情を注ぎ、叱ることを減らすようにしてください。発達や愛着に課題がある者にとっては、教職員が安全基地になることがなにより大切です。指導や管理という名のもとに、攻撃基地にならないでください。叱ってばかりいると、心が離れ、笑顔が見られなくなっていきます。
子どもの集団が固定化している本校では、新しい教職員は異物です。どこまで許してくれるのかを試したり、自分たちの敵か味方かを瞬時に判断したりしてくるでしょう。学級開きのときの黄金の3日間とか7日間とか言われますが、子どもたちを自分のやり方に無理に合わせようとせず、担任が子どもたちのやり方に合わせようとする方がうまくいくかもしれません。まず、子どもたちに「どうしたい」のかを聞きながら進め、主体性や自治性を育ててほしいのです。