校長のあたまのなか

静岡県公立高校入試問題 国語 漢字について

2025年3月6日 16時02分
授業

 静岡県公立高校の入試が終わり、新聞やネットで問題が公表されている。国語の問題を分析すると、短時間に大量の文書を読み込んで回答しなければならず、難問ぞろいである。いっぽう、漢字の読み書きは、小学校レベルのものが多い。6年生でも点数が取れる問題がいくつもある。

 それだけに、小学校段階での漢字の習得は大事である。「中学になって勉強をがんばれば、高校入試は何とかなる。」と思ってはいけない。

 では、今年の入試問題の漢字の読み書きを見ていこう。

 書き取りの問題は、「そうぞう」と「なげる」と「みとめる」である。想像も投げるも認めるも、小学生が書ける問題ではないか。

 想(ソウ)と投げるは、小学校3年生で習う漢字。

 像(ゾウ)は、小学校5年生で習う漢字。

 認めるは、小学校6年生で習う漢字。

 「炊飯器」「励ます」が、すでに読める小学生もいるだろう。難しかったのは、「即座」くらいか。日ごろから漢字に親しんで、身に付けておけば、高校入試でも点数がとれるのである。

 また、最後の大問5の配点は最大の6点だが、優秀な6年生ならば解けてしまうだろう。2つのグラフから読書について記述する問題である。自信のある6年生は、最後の問題だけでも挑戦してほしい。

 入試問題は、以下のリンクから確認できる。

https://www.fnn.jp/articles/-/838239