ありがとうを1日20回
2025年8月28日 10時52分8月28日(木) 始業式 校長の話
さて、夏休みが終わってさびしい気持ちと、友達に会えた喜びの両方があると思います。今年の夏は、海や川の事故で亡くなってしまった子がいます。ニュースのたびに、笠原っ子は大丈夫かなと、はらはらしました。2学期になって、みんなが学校に戻ってきてくれて、先生たちは本当にうれしいです。今日は、笠原っ子みんなが登校して、欠席ゼロです。私が、校長になって笠原小に来てから、全員登校した日は今日が初めてです。「学校を楽しくしよう」と工夫してきた成果が出たかもしれず、すごくうれしいです。涼しくなってきて、運動場で遊べる日も増えてくるでしょう。友だちといっぱい遊んで、学校での生活を楽しんでください。
運動会やなかよし活動、6年生には修学旅行などの行事があります。中学生先生やこども園の子たちとの交流もあります。校外学習で外に出かける学年もあるでしょう。自分のクラスの友達だけでなく、ほかの学年の子、中学生、こども園の子、地域の人たちなど、たくさんの人と一緒に活動し、話をしてほしいです。そして、おたがいのいいところを認め合っていきましょう。PBSが合言葉です。
私は、笠原小の校長になったときから、「1日に20回以上『ありがとう』と言おう」と決め、実行しています。朝1番のありがとうは、校務員の山下さんに言います。職員室の先生方にも、給食の配膳員さんにも、工事の人にも「ありがとう」です。
遅刻してきた子には「今日も来てくれて ありがとう。」 文句や不満を言いに来た子には「教えてくれて ありがとう。」 そうじを一生懸命にやっている子には「きれいにしてくれて ありがとう。」
人から悪口を言われると、怒れて言い返したくなります。自分ができていないことを注意されると、言い訳したくなります。
悪口や注意がたくさんの学校は、いやな雰囲気になります。大人も子供も「ありがとう」をいっぱい言って、みんなが幸せになる学校にしていきましょう。では、最後までしっかりと聞いてくれてありがとう。これでお話を終わります。