校長のあたまのなか

ハシボソガラスのいじめ

2025年6月19日 09時53分
環境教育

 校舎北側の木で、朝から3羽のハシボソガラスが騒いでいます。カラスの言葉は分かりませんが、怒っているのは伝わってきます。縄張りを主張する鳴き声でも、警戒を発する鳴き声でもありません。「ぐわぁぁ、ぐわぁあ、があ」という声で連続して鳴いていました。

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 学校に隣接した森の地面に黒いかたまりが見えました。カラスが死んでいるのかと思い、近寄ってみると、まだ生きていました。頭を持ち上げ、羽を前に伸ばそうとしますが、歩けないし、飛べません。

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 ああ、これは「カラスのいじめ」だなと思いました。カラスは仲間を追い立て、攻撃し、けがをさせてしまうことがあるのです。人間だけでなく、動物の世界にも「いじめ」が存在します。

 子どものいじめならば、即、介入するところですが、野鳥のため見過ごすことにしました。