校長のあたまのなか

笠原の三輪神社

2025年6月17日 16時29分
笠原の歴史

 地元の文芸誌「ふるさと袋井 第9集」に「三輪神社の由緒」という寄稿を見つけた。山崎の大津尚容さんによる文章である。6年生の歴史の学習にもつながると思い、紹介させていただく。

 笠原にある三輪神社は、奈良県桜井市にある大神(おおみわ)神社とつながりがある。それがどうした、と思うかもしれないが、6年生が学んでいる日本の歴史の中の大和朝廷の勢力拡大と関係があるということらしい。

 大和朝廷の征討軍は武力だけでなく、まじないの力で人々を服従させていく。大津さんによれば、征討軍が進んだ道筋に大神神社の末社が多く、笠原の三輪神社もそのうちの1つだそうだ。この神様をまつれば、災害や病気を防ぎ、米や野菜も豊かに実ると、言葉の力で信じさせ、勢力下に収めていった。

 大和朝廷の勢力拡大とともに前方後円墳が広がり、三輪神社も増えていったということか。ただ、当時は社殿はなく、海辺に面した山を神聖な場所として、祭りを行ってきたのだという。古代の遠江(静岡県西部)に35ほどあった三輪神社のうち、今も残っているのは3社だけだそうだ。笠原の人たちは、三輪神社を大切に残してきたということか。

 三輪神社の祭神は、大物主命(おおものぬしのみこと)でヘビの神様である。古事記の中には、神話が残されている。

 奈良の大神神社のホームページはこちらから。

https://oomiwa.or.jp/

 グーグルマップでの笠原の三輪神社のリンクはこちらから。

笠原の三輪神社

 笠原っ子で三輪神社のリポートをしてくれる子はいないかな。

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