スマホ所持とメディア利用について考える
2025年5月8日 09時00分朝の時間を使って「健康の日」で学級指導が行われました。
そのときの資料です。
休み時間や放課後に子どもたちと話をしていると、ゲームやスマホの話題が多いです。笠原っ子の場合、5年生ごろから自分のスマホを買い与えられるのが急に多くなる印象です。中には低学年のころから、兄や姉のスマホのお下がりをもらって使っている子も見かけます。放課後、学校に遊びに来た子に話しかけると、自慢げに自分のスマホを見せながら、いろいろ話をしてくれます。
小さいころからICT機器を使いこなすのはすごいことですが、心配なこともあります。利用時間に歯止めが聞かず、動画の視聴やゲームに多くの時間を費やしてしまう子もいます。ゲーム依存の状態になると夜中までゲームをやめられず、休日は10時間くらい続ける子も出てきます。
ネットの世界は、危険がたくさんあります。自動車の運転は年齢制限があり、運転免許証が必要なことから、子どもが交通事故を引き起こすことはほとんどありません。
しかし、ネットの世界は子どもも大人と同じように利用できてしまうため、野放しにしておくと、その子の一生に影響を与えるような事態が起きかねません。その子だけでなく、保護者にも金銭的、社会的に大きな被害が出ることもあります。親の監督が不十分なまま我が子にスマホを使わせることは、自動車で言えば、無免許運転を認めているのと同じことなのだと私は思います。
浅羽学園では、小中学校でメディアの利用について指導をしていきますが、学校任せにせず、ご家庭でも話題にしていただくようお願いします。