どうするギンヤンマ
2025年4月11日 10時41分そろそろギンヤンマの羽化の時期です。ビオトープの池には、ギンヤンマ(クロスジギンヤンマ)のヤゴが確認されています。今の5年生が、ビオトープのアメリカザリガニをへらしてくれたおかげです。
ところが、笠原小のビオトープには、ギンヤンマのヤゴが安心して羽化できる場所がありません。ギンヤンマのヤゴは、マコモやアシ、ガマ、ハナショウブなどの水草の茎や葉に登って羽化します。
ギンヤンマのためには、ビオトープの改造が必要です。三沢川に生えているマコモを植えてあげるとよいでしょう。そうすれば、ギンヤンマが卵を産む場所もできます。
トンボの中には、メスが尾の先で水面をたたいて卵を落とす打水産卵(だすいさんらん)の種類がいますが、ギンヤンマはちがいます。笠原小のビオトープには、ギンヤンマはかなり無理をして卵を産んでいるのです。
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/docs/pages/rika/guide/insect/ginyanma.html
トンボの産卵方法を調べ、「笠原小のビオトープにトンボを増やすにはどうすればいいか」を学習すれば、「探究の種」になります。昨年度の4年生の総合的な学習の時間のテーマである、外来種を調べる、外来種を駆除する、に積み重ねができます。
かつて、私が向笠小学校で実践したときは、トンボに着目すると子どもたちがトンボをどんどんつかまえて名前を覚えていきました。子どもたちには、きっかけを与えてあげないと、調べるようになりません。見ようとしないと見えないものが学校にはいっぱいあります。
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/3846#frame-53
クロスジギンヤンマも確認されています。
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/1/2/2637#frame-2