ニューヨークからの手紙 その2
2025年8月18日 09時13分8月9日に返事がきていたのですが、私自身、夏休みをとっていた関係で確認が遅れました。うれしい内容の返事でした。本人の許可を得たうえで、公開します。
校長先生からお返事をいただけるとは大変光栄です。
歌詞を確認できました。早速送っていただき、ありがとうございます。改めて、美しい歌詞ですね。
当時は、先生方も簡潔に意味の説明はしてくださいましたが、難しいので、全部わからなくて大丈夫だよという感じだったのを記憶しています。加えて、拍子が4から2に頻繁に変わり、指揮は確か音楽の先生がされていたように思いますが、歌詞も音楽形態も大変高度なものだと思います。楽譜を探してくださったとの事、ありがとうございます。実は母に楽譜がまだあるか聞いたのですが、もうないとの事、
もし手に入ったらまた弾いてみたいです。送っていただけたら大変感激です。
はい、私でお役に立てれば、どんな形でもご紹介ください。
名前もどうぞ宜しければお使いください。
私は2007年に、ゴスペルアーティストを目指して渡米いたしました。
以来、幸運にも複数のゴスペルアルバムのレコーディングに参加させてもらったり、教会の礼拝、コンサートなどで賛美させてもらい、
結婚して定着した今でも生活の一部としてゴスペルがあります。
たまに日本のアーティストがニューヨークでレコーディングするときにバックグラウンドボーカルをさせてもらう時があります。
これは2023年に、シンガーソングライターのさかいゆう氏がNYでライブレコーディングをした時の動画です。
後ろで歌っています。
一方、海外あるあるなのですが、外から見ると祖国日本がとても美しく見えてきます。5月に里帰りした時は主人を連れて笠原小の坂を登りました(平日で校門は閉まっておりました)。
笠原小では、時代もありますが、情操教育をしっかりやって頂いたと思います。担任は山本栄吉先生で、クラスでは24人の名字ではなく名前をさん付けで呼ぶようにと教えられ、中学に上がったときにまわりにからかわれてみんなやめてしまうまでは、クラスメイトが親密で兄弟姉妹のような感覚だったことを覚えています。
長くなってしまいましたが、笠原小と教職員の皆様、児童たち、地域一帯の変わらぬ自然と平和を遠い地よりお祈り申し上げております。
吉岡香余
さっそく、お返事を送りました。
夏休みをとっておりまして、返事が遅れてしまい申し訳ありません。子どもたちが音楽の時間に使う歌集に校歌の楽譜がありましたので、デジタルカメラで撮って添付します。きちんとした伴奏譜は、音楽主任が出勤したら問い合わせてみます。
吉岡様のこと、笠原小のホームページで何回かに分けて紹介させていただきます。子どもたちからの質問や問い合わせがあれば、お答えいただけると嬉しいです。今、6年生は、キャリア教育といって、自分が興味がある職業について調べています。また、昔と違って、英語を教科として学んでいるので、海外での仕事に興味をもっている子もいると思います。
ところで、吉岡様が卒業アルバムの学級写真をとった笠小ランド(わんぱく広場)ですが30年ほど放置されて、今はうっそうとした森というか藪のようになっています。昨年度から少しずつ整備して、以前のように遊び場として復活させようと考えています。当時のことで覚えていることがあれば教えてください。
暑い中ですが、ご自愛ください。
笠原小学校長 岡本正彦