校長のあたまのなか

頭がいい人とは

2024年12月20日 09時47分
その他

12月20日(金) 2学期終業式 校長の話

 2学期が始まった8月28日は暑くてたまらなかったのに、2学期の終わりには寒くなりました。2学期は、学校に来る日が79日間ありました。

 2学期の初めに校長先生は、ファーブルのように自分で確かめて、自分で学んでほしいと話しました。1年生から6年生まで、みなさんは知っていることやできることが増えました。1年生はカタカナや漢字が書け、繰り上がりや繰り下がりのたし算やひき算もできるようになりました。2年生は、かけ算ができるようになりました。3年生は、ローマ字やわり算もできるようになりました。4年生は、環境や福祉について学び、点字も体験しました。5年生の算数はかなり難しいのですが、割合や面積や図形の学習をがんばりました。6年生は、日本の歴史や古典についても学び、修学旅行で見聞を広めました。 

頭がいい人とは、たくさんのことを知っている人のことではありません。

大昔の中国に孔子というえらい先生がいました。「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」という言葉を残しました。難しいので、分かりやすく説明します。「たくさんのことを知っている子は、学習が好きな子にはかなわない。学習が好きな子も学習を楽しむ子にはかなわない。」

たくさんのことを知っていてテストで100点が取れる人は、学習が好きで楽しめる子には負けてしまうのです。算数のテストで60点しか取れなかったとしても、その子が算数が好きで楽しいならば、100点をとった子よりもすばらしいと思います。頭の良さは点数だけで決まるのではないのです。

親や先生からほめられるためではなく、楽しいから自分から進んで学べる子になってほしいです。全部の学習が好きにならなくてもいいのです。自分が得意でもっと学びたいと思うことを小学校で見つけてほしいと思います。

 3学期は49日間しかありません。先生とあなたたちが知恵を出し合って、楽しく学べる学校にしていきましょう。