子どもたちが運ぶ種
2024年11月8日 08時37分登校の途中で、「くっつきむし」を集めて、友達に投げる遊びが流行しています。校舎内にも投げたものが散乱し始めたので、高学年の教室で学級指導が行われました。おもしろがって友達に投げつけるのですが、相手は嫌がっているかもしれないので、校内への持ち込みを禁じたようです。
ところで、「くっつきむし」の正体を知っていますか?
登校の途中で、「くっつきむし」を集めて、友達に投げる遊びが流行しています。校舎内にも投げたものが散乱し始めたので、高学年の教室で学級指導が行われました。おもしろがって友達に投げつけるのですが、相手は嫌がっているかもしれないので、校内への持ち込みを禁じたようです。
ところで、「くっつきむし」の正体を知っていますか?
コセンダングサという植物です。種子の先に2つに分かれたかぎづめが付いていて、動物の体にくっついて、種子を遠くに運んでもらうのです。
私は、「コセンダングサは、通学路に多いのではないか」と考えています。なぜなら、コセンダングサの種子は、自動車にくっつくことはないからです。犬や猫が通るところ、もっと言えば、必ず子どもたちが通る道では、子どもたちに遊ばれながら、種子が運ばれると思うのです。だから、通学路や学校周辺にコセンダングサが多いという仮説を思いつきました。実際に校地や学校周辺を観察すると、あちこちで自生していました。きっと、子どもたちが運んでくれた種から育ったのでしょう。コセンダングサと子どもたちは相性がいいようです。