こども園の「うんどうかい」から学ぶこと
2025年10月20日 10時09分10月18日(土)の午前中に、笠原こども園の運動会がありました。子どもたちを楽しませる工夫がいっぱいでした。
「ぼうけん」がテーマの運動会で、種目が終わると、動物に扮した保育者が、宝の箱の鍵を渡してくれます。終わりの会では、集まった鍵で宝箱を開け、子どもたちにプレゼントが渡されます。1つ1つのプログラムが「ぼうけん」というテーマで統一され、運動会にストーリー性をもたせるのが、園らしい工夫です。スローガンを決め、紅白対抗で点数を競う小学校の運動会とは、やり方がちがいます。
今までに見てきた園の運動会でも、忍者や海賊や金太郎などのテーマを決めて、展開されていました。すごいのは、1年間ずっと同じテーマで遊びを発展させ、行事につなげ、表現の発表会まで続いていくことです。園の保育者の構想力には、いつも感心します。
小学校の教員は、子どもたちが勝手に「遊ぶ」ものだと思っているかもしれません。でも、飽きっぽい幼児を「遊びこませる」のは、簡単なことではありません。優れた保育者は、子どもたちの遊びを発展させ、価値づける技をもっています。
園の運動会には、保育者の構想力と遊びこませる技が詰まっています。すごいです。低学年の図工や生活科や体育は、園から学べる活動が多くあります。