校長のあたまのなか

学校に信頼できる先生がいるか

2025年5月21日 12時19分
その他

 本校の学校評価の項目で「信頼できる先生がいる。」に「そう思う」と答える割合昨年度かなり下がりました。重く受け止め、PDCAサイクルで改善を図っているところです。学校経営方針などで、校長として本校教職員に示したのは、以下の内容です。

P(プラン)「そう思う」と答える児童と保護者の割合1割アップ

Ⅾ(ドゥ)①1学期末までに教員は、全校児童119人の顔と名前を覚える。②教員は、その子の名前を前に付けて、あいさつをする。例「〇〇さん、おはよう。」「〇〇さん、さようなら。」③浅羽学園としてPBS(ポジティブな行動支援)に取り組む。

C(チェック)6月30日(月)前期の学校評価 結果分析・検証

A(アクション)PBS(ポジティブな行動支援)の研修

 先日、袋井市の校長会で、学校教育課長からこんな話がありました。「保護者が信頼する先生の第一条件は、わが子のことをよく見てくれていると感じられる先生です。」 同感です。

 ところで、毎年、おうちの人と別れるのがつらい1年生や、登校渋りがあって保護者が付き添って来る子がいます。担任に伝えると、「教室では特に気になることはありません。」とか「学校に来てしまえばだいじょうぶです。」という答えが返ってくることがあります。深い子ども理解ができていないことを残念に思います。子どもたちの話をたくさん聞いてあげて、子どもを多面的に理解することが「信頼される教師」への大きな一歩だと思います。担任があまり忙しそうにしていると、子どもたちは遠慮して話しかけてきません。ゆとりをもって仕事ができるといいです。

 私は、昨年度から気になるお子さんたちの画像を少し多めに学校ホームページで紹介するようにしています。おうちの方が少しでも安心する材料になればという願いをもっているからです。担任の先生方も、問題行動やけががあったときだけでなく、がんばったことやいいことをしたときも、保護者に知らせてあげてください。忙しければ、「〇〇さん、がんばっていたから、学校ホームページにのっていたね。」と言ってあげるだけでも、保護者に少しは伝わると思うのです。