校長のあたまのなか

気になる小学校

2025年12月12日 12時12分
研修

 令和8年度の学校経営構想をつくり始めている。先日、笠原地区連合自治会長が来校し、校長室で歓談した。「袋井市内、どこも同じ内容を学ばせるのではなく、笠原の子には笠原のことを学ばせてほしい。地域として学校にできることがあれば言ってもらいたい。」と言われた。学校の応援団としての地域の力添えは、本当にうれしい。

 全国には、特色あるすばらしい実践を行っている小学校がたくさんある。今、その中で気になっているのが、長野県佐久市にある私立の「さやか星小学校」である。学校の理念に共感する。うまいこと言うなあ。真似したいのが本心である。見学したいくらいだ。

学びは教師が一方的に提供するものではなく、子ども・保護者・地域の方・専門家など、関わるすべての人がともに学びをつくる“学びクリエイター”です。
- 子どもの挑戦を支え、学校が楽しくなる環境を整える保護者
- 地域で学校の歴史を繋ぎ、経験や技術を共有してくれる住民の方々
- 行動分析学の専門家
- そして学びを創り出す子ども自身

https://matsumoto.keizai.biz/release/506825/

 在校生の8割以上が県外からの教育移住で、昨年開校以来、「不登校ゼロ・保健室登校ゼロ」を継続している。教育移住が多いのは、閉校した青沼小学校の校舎を引き継いで開校したからである。地元の子は統合された臼田小学校に通うようだ。

 PBSや小規模校の強みを生かした個別指導は、笠原小の教育とも重なる。 笠原小も「保健室登校ゼロ・不登校ゼロ」なのだから、まんざらでもない。このまま児童数が減少したときは、外部からの受け入れも生き残りの1つのアイデアかもしれない。私立だと入学金や授業料を含めけっこう費用がかさむので、公立学校でさやか星小学校と同等の教育を提供できることは強みになると思う。

https://re.hoshinomachi.jp/blog/post/sayakaboshi