校長のあたまのなか

笠原歴史研究会 講話

2025年10月31日 16時06分
地域との連携

 笠原コミュニティーセンター秋の文化講演会として、笠原歴史研究会から依頼を受け、講演を行ってきました。演題は「笠原の地形と自然災害 ~ 未来に起きる被害の軽減のために ~」としました。午後2時から約90分の講話でした。

 地震に対しては強いかもしれないが、水害には意外と弱い笠原の特性を、地形や地質と絡めて伝えました。約30名の聴講者の熱意が高く、講演終了後にもたくさん質問をいただきました。

 排水機場の起動や水門の開閉について詳しい聴講者から、実際の運用を聞くことができました。土砂災害警戒区域である坂道の護岸工事が行われた当時の事情も知ることができ、有意義でした。

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未来の笠原.pdf
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タヌキの夫婦

2025年10月31日 08時28分
環境教育

 ビオトープにタヌキの夫婦がいました。近づいても逃げません。池の水を飲んでいました。えさが足りなくなって人里まで下りてきたのかもしれません。ここには、どんぐりもあるのでどうぞ食べてください。

 熊だと困りますが、狸ならばかまいません。ただ、子どもが触れて何かあってはと思い、追い立てて学校の敷地の外に出てもらいました。

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地域の見守り 警察の見守り

2025年10月31日 08時20分
地域との連携

 子どもたちの登校に合わせて、見回りをしてくださる警察の方、子どもたちといっしょに学校まで歩いてくださる地域の方、いつもありがとうございます。

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ホワイトライ(やさしい嘘)

2025年10月29日 14時59分
園と小学校との接続

 幼児教育について学び直して驚いたのは、人間は、言葉をしゃべるようになった幼児のかなり早い段階から、嘘をつけるようになるということでした。園の保育士に聞いても、年中さん(4歳児)くらいには、普通に嘘をつけるようになるそうです。

 「倫風」という冊子を学校に届けている団体があります。実践倫理宏正会です。宗教団体ではなく、民間の社会教育団体です。「倫風」の連載記事の中に佐久間路子さんが、子どもの発達と嘘について書かれていて、読むのを楽しみにしています。佐久間さんは、白樺学園大学子ども学部の教授で、発達心理学がご専門とのことです。

 相手のためにつく嘘をホワイトライ(やさしい嘘)として、提示しています。引用します。

 例えばおばあちゃんから、お誕生日などに思っていたのとは違う、あまり欲しくないプレゼントをもらった時、「うーん、これじゃないんだよな」と内心では思いながらも、「ありがとう」と言って喜ぶふりをするような場面です。

 佐久間さんによれば、多くの場合4,5歳頃には、相手を想う嘘をつけるようになるそうです。「嘘をついてはいけない」と一概に指導することが適切ではないことが分かります。

 谷川俊太郎さんの詩「うそ」も題材にして、道徳の時間に子どもたちに嘘について考えさせたらどうでしょうか。校長からの提案です。

うそ

 谷川俊太郎

 ぼくはきっとうそをつくだろう
 おかあさんはうそをつくなというけど
 おかあさんもうそをついたことがあって
 うそはくるしいとしっているから
 そういうんだとおもう

 いっていることはうそでも
 うそをつくきもちはほんとうなんだ
 うそでしかいえないほんとのことがある
 いぬだってもしくちがきけたら
 うそをつくんじゃないかしら

 うそをついてもうそがばれても
 ぼくはあやまらない
 あやまってすむようなうそはつかない
 誰もしらなくてもじぶんはしっているから
 ぼくはうそといっしょにいきていく

 どうしてもうそがつけなくなるまで
 いつもほんとにあこがれながら
 ぼくはなんどもなんどもうそをつくだろう

小学校教員のまじめさ

2025年10月27日 07時17分
働き方改革

 土曜日に延期した校内運動会を本日実施する。前日準備ができないため、本日の職員の勤務開始を午前7時30分に変更した。準備時間を確保し、運動会の開始を1時間遅らせて対応した。

 校長が、午前7時に出勤すると、運動場にはラインが引かれ、準備が8割がた終わっていた。聞けば早い者は6時過ぎから作業を始めていたそうだ。これが小学校教員の文化である。

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 朝の打ち合わせでは、教職員にやんわりとこんな話をした。

「朝早くからの準備ありがとうございます。今日は必要な時間を考え、勤務時間を早めて対応しました。午前7時30分に合わせて出勤した職員が気まずい思いをすることがないように、極端に時間を早めての作業を今後はしなくてもよいようにしましょう。」

 勤務時間割り振り変更は、書面で教育委員会に報告している。さらに時間を早めて作業をして、教職員が怪我をした場合、公務災害扱いにならないことがあるのだ。先生方の好意とやる気で、勤務時間外に作業したのに、報われないではないか。校長として、職員の士気を下げないように、働き方に配慮しなくてはならないと自戒した。

 もう一つの小学校教員の文化で「運動会あるある」の事例が、差し入れである。前年度に異動した職員が、お菓子や飲み物を運動会前にわざわざ届けるのである。本校のような小規模校ならまだしも、大希望校では職員数が50人をこえることがあり、経済的な負担もばかにならない。机の上に飲み切れないほど飲み物と十分すぎるお菓子が並ぶ光景は、やめにしたい。笠原小では、今後、異動した職員からの差し入れは受けないように、事前に通知しようと思う。

 2つの事例とも、小学校教員のまじめさを表している。だからこそ、一部の教員の不祥事で、教員全体が悪く言われるのがつらい。

判定会

2025年10月25日 06時33分
その他

 午前6時の保護者連絡に間に合うように、校長、教頭、教務主任、体育主任が参集して、判定会を行った。運動場の状態を見て、今後の天気予報から、「延期」と判断した。

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 その後、4人でテント幕、椅子、机、得点板などを片付けた。

 日曜日の雨の降り具合によっては、月曜の朝もこの状態になっている可能性がある。本校は高台にあり、砕石を敷いた運動場なので乾きがよいのだが、子どもたちが遊ぶ中央部がへこんでいるために水がたまる。前回、砕石を敷いた運動場東側のくぼみは、水があまり溜まっていなかった。

 浅羽北小、浅羽南小も延期。浅羽東小は1時間遅れで実施予定とのこと。

 明日も雨のため運動会は実施せず、月曜日に行う予定。月曜日は休みではないし、給食もないので、弁当持参忘れずに。

秋雨前線の動きで天気が読みづらい

2025年10月24日 11時37分
その他

 朝から浅羽学園の4つの小学校の校長が連絡を取り合い、明日の運動会をどうするのかについて情報交換を行った。決定事項については、このあと、コドモンで保護者と関係者に発信する予定である。

 今日の午後は、5,6年生による運動会準備があるのだが、午前11時35分時点で小雨が降りだした。

 秋雨前線が日本の南側にあって、少しでも北に移動するようなときは、天気が不安定になる。雨が降るのか降らないのかは、直前にならないと分からない。曇りの予報でも雨が降るし、雨の予報でも降らないこともある。

天気図10.24

 「黒猪(こくちょ)」という雨を知らせる雲がある。曇り空の一段低い空を濃い灰色のちぎれ雲が、すばやく移動する。この雲が通ると、20分以内に雨が降り出す。昔、登山をしていたころ、ほぼ100%の確率で雨が降り出した。明日は出ないとよいのだが。