寒さと積雲堤の高さ
2025年2月6日 08時10分定点観察の様子です。
昨日は、校長会で森町にいたのですが、昼頃に雪が舞いました。笠原では降らなかったようです。昨日の午後の方が、積雲堤の高さがありました。
校訓 強い子 明るい子 考える子
学校経営方針「一人一人が輝く学校」づくり
定点観察の様子です。
昨日は、校長会で森町にいたのですが、昼頃に雪が舞いました。笠原では降らなかったようです。昨日の午後の方が、積雲堤の高さがありました。
年長児が3学期に1年生の学習を参観に行く活動がよく行われています。何のために見に来るのでしょうか。
園の年長児のアプローチカリキュラムの実態は、小学校教員にはよく見えません。私が3年間、磐田市の幼稚園保育園課で参観したときには、多くの園で「がっこうごっこ」が見られました。
Aこども園では、子どもたちは小学校の教室で見てきたものを再現して、「がっこうごっこ」を始めていました。ダンボールでランドセルを作り、教室の風景を再現すると、ホワイトボードに文字や数字を書いて授業が始まるのです。先生役と児童役に分かれ楽しんで遊んでいました。分からないことが出てくると、またとなりの小学校に見に行って確認したり、教えてもらったりするのです。
Bこども園では、タブレットを使って小学校の校長先生に質問をして、入学前から交流が始まっていました。1年生と動画でやり取りする活動は、園としては新鮮でした。園の職員室に小学校の先生方がいるくらい、職員同士の交流も活発でした。園児が小学校の先生を名前で呼んでいて、びっくりしたのを覚えています。
C幼稚園では、1年生が園を訪れ、年長児と一緒に活動していました。小学校での集会にも園児が招待されていました。入学前から小学校に対する抵抗感がうすくなっていくのを感じました。
いっぽう、Ⅾ保育園では、入学前に子どもたちの態度を改める一斉指導が始まりました。返事の仕方、手の挙げ方、姿勢、話の聞き方や紙の牛乳パックの開き方まで指導して、小学校で困らないようにさせようとしていました。
私立園の中には、小学校から卒園児に対する苦情がくることを極端に嫌がることがあります。「あの園の子たちは子どもが育っていない。」と小学校から言われるのは避けたいし、内心、「小学校で育てる力を園に押し付けてくるのはいかがなものか。」と思っているのです。
小学校側のちょっとしたものの言い方で園を敏感にさせてしまうことを、主幹教諭や教務主任は知っておくべきだと思うのです。園の保育者を小学校に集めて連絡会や情報交換会を行うときには、気をつけましょう。
私個人としては、アプローチカリキュラムは、「がっこうごっこ」のように園児が小学校への入学の期待を高める楽しい活動になったらよいと願っています。
明日、2月5日(水)の午後には、令和7年度の教育課程編成会議が予定されている。校長から職員に示した以下の内容についても、検討をお願いする。
【課題1】少人数化
子どもたちは、学級編成のない同学年の集団の中で育つ。令和7年度は全ての学年が25人以下となる。本校では、固定化された人間関係の中での序列化、競争心の低下、対人トラブルの増加が、高学年になるほど顕著になる傾向がある。いっぽう、教師は、学年事務、生徒指導や問題行動への対応の負担が大きい。
校長のアイデア
・ペア学年や縦割りでの活動を意図的に計画し、人間関係を活性化する。同じくらいの人数どうしのペアは、1・2年、3・5年、4・6年である。
・低・中・高の学年団担任制とする。つまり、2学年を2人のチームで担任する。さらに、6年には副担任(生徒指導主任を兼ねる)を付ける。
・特別支援学級担任2名は、高学年の学年事務と行事を補助する。
・支援員、スクールサポートスタッフのほかに、地域から支援ボランティアを募る。
【課題2】暑さ対策 校長のアイデア
体育、家庭科、図工等の年間指導計画を見直し、熱中症の心配がある時期の学習内容や学習場所を考慮する。例えば、プールの時期を1~2週間早める。7月末のプールは市バスを手配し、屋内プールで学習する。運動会を1週間遅らせ、午前中で終われる内容にする。エアコンがない家庭科室での調理実習、図工室での木工作業等は、涼しい時期に行う。
【課題3】安心安全 校長のアイデア
令和6年度に見直した「いじめ防止基本方針」をもとに、校内でのいじめや対人トラブルを減らすように早期発見、早期対応を行う。
QUテスト、学校評価、いじめアンケート等のデータを詳細に分析し、サインは出さないが困っている子を見逃さない。気になる子は複数年での変化を追い、深い子ども理解に努める。
令和7年度は、「信頼できる先生がいる。」の項目で「そう思う」と答える児童と保護者の割合の前年比5%アップを目標とする。
本校は、校地の北側と西側に土砂災害警戒区域を抱えている。高台にあるため、津波の心配は低いが、大雨や地震での土砂崩れや地割れ等が起きる可能性がある。地質図を見ると、本校は、小笠山を形作る「小笠層群」の地盤ではなく、三沢川が作った河岸段丘の堆積層の上にある。軟弱地盤ではないが、砂礫の層であり、急崖の部分は意外にもろく崩れやすいので、注意が必要である。減災のため通学路の変更も検討したい。
学校の森を整備して子どもたちの遊び場を作るときに思い浮かべたのが、園の保育者の「環境」設定です。園の保育者は、園庭で子どもたちを遊ばせるときの準備を「環境」を整えると表現します。
私も、森の中で子どもたちが楽しく主体的に遊ぶにはどうしたらよいかを考え、イメージを具体化していきました。まず、安全に配慮し、落ちている枝や石をできるだけ取り除きました。森の中が暗かったので、校務員さんに枝はらいや間伐をお願いしました。
思わず子どもたちが遊びたくなるような仕掛けを考え、作っていきました。初めに作ったのがひみつきちです。1つ見本を作っておけば、子どもたちが自分たちでも作りたくなると思ったのです。
迷ったのは、一本ブランコでした。このごろの子どもたちは、登り棒が苦手です。体育館の天井から吊り下げられた縄を登る体験も減りました。うんていや鉄棒のように水平に握る経験はしているのですが、棒や縄を垂直に握って自分の体重を支える体験に乏しいと思うのです。
張り出した太い枝から縄をおろして、綱を登れるように考えたのですが、子どもたちには難しいと判断してやめました。綱を2本おろして大きなブランコを作ろうかと思いましたが、枝が水平でないために意外に難しく、断念しました。1本のロープの先に円盤状の座面をつけたブランコにしてみました。360度どの方向にも大きく振れて動くブランコは、高学年の子にも好評です。
2年生は、生活科の時間を使わなくても、昼休みにどんどんひみつきちづくりを進めています。生活科での「ひみつきちづくり」や3年図工での枝を使った立体物の作成は、新しく年間指導計画の中に位置付けてもらえそうです。
1月分の自校集計では、常勤18名(支援員等を含む)の超過勤務時間(残業)の平均は、19時間2分だった。12月よりも3時間16分増えたが、20時間以下の目標は達成できている。45時間超は0人。教頭と教務主任の超過勤務時間はそれぞれ、25時間46分と29時間49分だった。学級担任で最も超過勤務時間が長かったのは、22時間18分だった。
1月は、インフルエンザで休んだ職員分の超過勤務は減ったのだが、休日出勤が記録されていたり、家庭の事情で早く出勤せざるを得なかった職員もいたりしたので、結果として超過勤務が少し増えた。笠原小の日常の風景は、午後5時までには半数ほどの職員が退庁し、午後6時ごろにはだれもいなくなるのが常態化している。健全な職場環境を維持できている。
先週の金曜日、子どもたちの下校を昇降口で見送っていると、6年生の女子のグループが話しかけてきました。「5年生の〇〇さん、ランドセルにキーホルダーつけてるけど、校長先生いいの?」(ちゃんと注意してよ、という意味かな)
そうだね。今度1年生に入ってくる親に神谷先生が説明していたけど、「笠原っ子の約束」には、「キーホルダーはかばんや筆入れにつけない。」って書いてあったよ。それから、「シャープペンは使わない。」って書いてあったよ。
その瞬間、その子たちは何も言わなくなりました。6年生のかなりの子たちが教室でシャープペンシルを使っているからです。ほかの人がきまりを守らないことは許せないのかもしれませんが、自分たちもきちんと守れているのかを反省しなくてはなりません。
高学年になるにつれて「笠原っ子の約束」が守れなくなる子がいるようなので、改めてのせておきますね。
2月3日(月) 会礼での校長の話です。
校長先生は、笠原小学校にある森を遊び場にしようと思って、少しずつ準備を進めてきました。そりすべり用のゲレンデ、つなわたりロープ、一本ブランコ、ジップライン、ひみつきちを作りました。先週から昼休みにもたくさんの子たちが遊びに来ています。学校の中にこんなにすてきな場所があるのに、20年以上も放っておかれたのがもったいないです。この場所に名前をつけようと2年生と4年生にメッセージを送りました。
今、名前のアイデアが2つあります。1つめは、「笠原からあげランド」みんなが大好きな給食のメニューの名前が入っていてすてきです。もう1つは、「森のビオトープ」です。森の中に昔作ったビオトープが残っているからです。みなさんはどちらがいいと思いますか。4月になったら、名前を決めて発表しようと思います。ほかにもいい名前を思いついたら、ロイロノートで校長室まで送ってください。
学校を楽しくするためのアイデアを募集したら、「テレビに出たい」と3年生に言われました。みんなはどうですか? 学校でテレビに出たいと思う人は手を挙げてください。(場がざわつき、全校児童の3割強くらいの手が挙がりました。)
でも、今の笠原小学校は、テレビ局に申し込んだとき選ばれるでしょうか。日本には、小学校がおよそ1万9千(中学校がおよそ9800、高等学校がおよそ4700)もあります。私がテレビ局の人だったら、ほかの学校とはちがうすてきな学校を選びます。そんな学校になるように、笠小の自慢や楽しいことを校長先生といっしょに学校ホームページで伝える「こどもリポーター」を募集します。やってみたい人はロイロノートで申し込んでください。みんながタブレットで書いた記事を、ホームページにどんどんアップします。すてきで楽しそうな小学校なら、テレビ局の方から取材したくなるでしょう。
冬型の気圧配置が強まり、寒気が流れ込んできます。この冬で一番高い積雲堤です。もとあった積雲堤の上に新しい雲ができています。積乱雲のように盛り上がってきたり、灰色の雲になってきたら、この辺りにも風花が舞うかもしれません。
定点観察の写真と天気図をのせておきます。5年生での理科の学習を生かして、雲や風に敏感な子が育つといいです。