授業
静岡県公立高校の入試が終わり、新聞やネットで問題が公表されている。国語の問題を分析すると、短時間に大量の文書を読み込んで回答しなければならず、難問ぞろいである。いっぽう、漢字の読み書きは、小学校レベルのものが多い。6年生でも点数が取れる問題がいくつもある。
それだけに、小学校段階での漢字の習得は大事である。「中学になって勉強をがんばれば、高校入試は何とかなる。」と思ってはいけない。
では、今年の入試問題の漢字の読み書きを見ていこう。
書き取りの問題は、「そうぞう」と「なげる」と「みとめる」である。想像も投げるも認めるも、小学生が書ける問題ではないか。
想(ソウ)と投げるは、小学校3年生で習う漢字。
像(ゾウ)は、小学校5年生で習う漢字。
認めるは、小学校6年生で習う漢字。
「炊飯器」「励ます」が、すでに読める小学生もいるだろう。難しかったのは、「即座」くらいか。日ごろから漢字に親しんで、身に付けておけば、高校入試でも点数がとれるのである。
また、最後の大問5の配点は最大の6点だが、優秀な6年生ならば解けてしまうだろう。2つのグラフから読書について記述する問題である。自信のある6年生は、最後の問題だけでも挑戦してほしい。
入試問題は、以下のリンクから確認できる。
https://www.fnn.jp/articles/-/838239
環境教育
3月8日に、水星(マーキュリー)がとても見やすくなります。日没後、西の低い空で見つけることができます。

(国立天文台ホームページより引用)
今は、月、火星、水星、木星、金星、土星がよく見える時期です。水星はめったに見えないので、今の時期の観察がおすすめです。肉眼でも見えますが、双眼鏡があるとよく見えます。明日の金曜日の夜は晴れそうなので、水星の観察に向いています。水星の魔女はいませんが、見つけてみてはいかがでしょう。
笠原小学校の西門は坂の上にあって、西の空が開けているので、水星の観察地点に最適です。明日の夜は、PTA評議委員会があるので、終わったら職員を誘って観察しようと楽しみにしています。
国立天文台の分かりやすい動画のリンクをはっておきます。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/03.html
環境教育
今週はずっと天気の悪い日が続いています。それは、「気圧の谷」のせいです。日本付近が高気圧と高気圧にはさまれた状態になっているのが「気圧の谷」です。等圧線を地図の等高線に見立てると、高気圧の二つの山の間の谷のようになるからです。実際に空気の谷やくぼみができるわけではありません。天気図は、気象庁のホームページから引用しました。

空には、層積雲が低くたちこめています。

授業
子どもたちの「思考力・判断力・表現力」を鍛えるために、パフォーマンス課題を与えることがあります。
先生方にも年に1度くらい、子どもたちにパフォーマンス課題を出して、できる子をさらに伸ばす試みをお願いしたいです。パフォーマンス課題は全員が解けなくてもよいし、答えを解説する必要もありません。できた子がいれば、評価してあげればよいのです。ペーパーテストの中にも「思考力・判断力・表現力」の観点別評価項目がありますが、それを補うのがパフォーマンス評価になります。
校長から子どもたちへのブランコについての課題です。理科が得意な5,6年生は挑戦してみませんか。
【課題1】ブランコに立ちのりしてこぐと、すわってこぐよりもスピードが上がったように感じます。それはなぜですか?


【課題2】森にある一本ブランコは、ふりこです。1往復の間できるだけ長い時間ゆれているようにするために、どんな工夫ができますか。

5年生の理科でのふりこの学習は、中学や高校の学習につながっていきます。物の動きは、算数のように式で表すことができます。例えば、単ふりこが1往復にかかる時間も、運動方程式で求めることができます。ニュートンが発見したのは有名な話です。円周率と重力加速度とふりこの長さから、計算できるのです。それって、すごいことだと思いませんか。
興味のある子は、以下のリンクを見て、自分で調べてみてください。今、分かる子がいれば、将来はニュートンのような天才になれるかもしれませんね。
https://wakariyasui.sakura.ne.jp/p/mech/tann/tannhuriko.html
研修
広島県尾道市立土堂小学校の子どもたちの発信が、とても参考になります。この学校は、もう18年間も子どもたちが、ブログで日記を発信し続けています。笠原っ子の中で、こどもリポーターになりたい子はぜひ、見てください。
令和7年度は、委員会活動や学習の中で位置づけて、情報発信ができると、子どもたちの「伝える力」や表現力が高まると思うのです。
担任の先生方が、宿題で出す日記は、何のために書かせているのでしょうか。ブログで発信し、他校の子どもたちと交流できればすばらしいと思いませんか。
https://tutisyokodomo.blog.fc2.com/
研修
令和6年度の体力テストの結果をもとに、体育主任から「本校の児童の走力を高める手立てを考えていきたいと思います。」という話があった。
磐周地区(磐田市・袋井市・森町)の平均と本校の平均を比べると、結果が良好であることが分かる。平均を上回っているところが○、下回っているところが●で示されている。
50m走で●があるので、走力を高めていきたいということである。本校では冬に100周マラソンをがんばっている子が多いが、持久走大会がないので活躍の場がない。本校は学校の周りが坂で囲まれているので、坂を活用した走力アップの手立ても工夫できるだろう。運動好きな子が輝く手立てやイベントなどを考えていければよいと思う。
体力テスト 磐周地区との比較.pdf

働き方改革
2月分の自校集計では、常勤20名(支援員等を含む)の超過勤務時間(残業)の平均は、19時間37分だった。1月よりも35分増えたが、20時間以下の目標は達成できている。45時間超は0人。教頭と教務主任の超過勤務時間はそれぞれ、26時間41分と24時間15分だった。学級担任で最も超過勤務時間が長かったのは、26時間21分だった。
2月は学校行事が多かった。6年生ありがとうの会、参観会・懇談会、5年生の観音山宿泊体験、学校運営協議会等である。それでも、超過勤務時間の平均が、20時間を下回っているのは、すごいことだと思う。