校長のあたまのなか

海風と山風(陸風)

2025年2月25日 09時56分
環境教育

 学校から東に約2.5㎞離れた小笠山丘陵の中腹に「デンマーク牧場」があります。ヒツジやヤギ、牛などを飼っています。

 低気圧や台風が近づいて、東風がふくと、学校まで動物のにおいがしてきますから、天気が悪くなる前ぶれを鼻で感じることができました。

 今朝、牧場のにおいがして、変だと思いました。冬型の気圧配置が続いていて、当面は天気が悪くなる気配はありません。外に出て、「そうか山風か。」と思い当たりました。

 夜の間に山の斜面が冷え、放射冷却すると、冷えた空気は重くなって、谷に沿って下ります。それが山風です。陸風や谷風と言うこともあります。朝方に東風がふいて動物のにおいがしたのは、そのせいだろうと思います。

 逆に海の方から、山の方に向かって吹く海風もあります。遠州七不思議の1つである「鼓濤(ことう)」の音は、海風が小笠山に当たって響く音のことだそうです。どんな音なのか聞いてみたいものです。