ちょっと寒くてごめんなさい
2025年11月5日 12時23分校長会から戻ってくると、笠原こども園の子たちが、運動場でお弁当を食べていました。いらっしゃい。
校長会から戻ってくると、笠原こども園の子たちが、運動場でお弁当を食べていました。いらっしゃい。
モグラの動きが活発になってきました。運動場のはしっこには、モグラの穴やトンネルの盛り上がりがあります。めいろのようにほり進めています。
運動会前に行うはずだった草刈りが、雨で延期になりました。本日、午前に、村田さん、木根さん、及川さんの3人の地域ボランティアと本校校務員で、校庭の草刈りを行っています。年に3回ほど定期的に刈ってくださるので助かっています。乗用の草刈り機と大型の草刈り機で作業効率抜群です。
地域に支えられている学校だと実感します。
笠原コミュニティーセンター秋の文化講演会として、笠原歴史研究会から依頼を受け、講演を行ってきました。演題は「笠原の地形と自然災害 ~ 未来に起きる被害の軽減のために ~」としました。午後2時から約90分の講話でした。
地震に対しては強いかもしれないが、水害には意外と弱い笠原の特性を、地形や地質と絡めて伝えました。約30名の聴講者の熱意が高く、講演終了後にもたくさん質問をいただきました。
排水機場の起動や水門の開閉について詳しい聴講者から、実際の運用を聞くことができました。土砂災害警戒区域である坂道の護岸工事が行われた当時の事情も知ることができ、有意義でした。
ビオトープにタヌキの夫婦がいました。近づいても逃げません。池の水を飲んでいました。えさが足りなくなって人里まで下りてきたのかもしれません。ここには、どんぐりもあるのでどうぞ食べてください。
熊だと困りますが、狸ならばかまいません。ただ、子どもが触れて何かあってはと思い、追い立てて学校の敷地の外に出てもらいました。
子どもたちの登校に合わせて、見回りをしてくださる警察の方、子どもたちといっしょに学校まで歩いてくださる地域の方、いつもありがとうございます。
昨年度よりも1週間ほど遅れて、アキアカネが飛来しました。木の枝の先などにとまっているのを6ぴき確認しました。
今度、子どもたちといっしょにつかまえようと思っています。
昨年の様子です。
https://kasahara-e.fukuroi.ed.jp/plugin/blogs/show/17/53/3988#frame-53
幼児教育について学び直して驚いたのは、人間は、言葉をしゃべるようになった幼児のかなり早い段階から、嘘をつけるようになるということでした。園の保育士に聞いても、年中さん(4歳児)くらいには、普通に嘘をつけるようになるそうです。
「倫風」という冊子を学校に届けている団体があります。実践倫理宏正会です。宗教団体ではなく、民間の社会教育団体です。「倫風」の連載記事の中に佐久間路子さんが、子どもの発達と嘘について書かれていて、読むのを楽しみにしています。佐久間さんは、白樺学園大学子ども学部の教授で、発達心理学がご専門とのことです。
相手のためにつく嘘をホワイトライ(やさしい嘘)として、提示しています。引用します。
例えばおばあちゃんから、お誕生日などに思っていたのとは違う、あまり欲しくないプレゼントをもらった時、「うーん、これじゃないんだよな」と内心では思いながらも、「ありがとう」と言って喜ぶふりをするような場面です。
佐久間さんによれば、多くの場合4,5歳頃には、相手を想う嘘をつけるようになるそうです。「嘘をついてはいけない」と一概に指導することが適切ではないことが分かります。
谷川俊太郎さんの詩「うそ」も題材にして、道徳の時間に子どもたちに嘘について考えさせたらどうでしょうか。校長からの提案です。
うそ
谷川俊太郎
ぼくはきっとうそをつくだろう
おかあさんはうそをつくなというけど
おかあさんもうそをついたことがあって
うそはくるしいとしっているから
そういうんだとおもう
いっていることはうそでも
うそをつくきもちはほんとうなんだ
うそでしかいえないほんとのことがある
いぬだってもしくちがきけたら
うそをつくんじゃないかしら
うそをついてもうそがばれても
ぼくはあやまらない
あやまってすむようなうそはつかない
誰もしらなくてもじぶんはしっているから
ぼくはうそといっしょにいきていく
どうしてもうそがつけなくなるまで
いつもほんとにあこがれながら
ぼくはなんどもなんどもうそをつくだろう