ムラサキオオツユクサ
2025年10月22日 09時31分東門を出ると、茶畑の横にムラサキオオツユクサが、花を咲かせています。別名ムラサキゴテンといい、外来種です。葉がむらさき色をしているので、とても目立ちます。
園では、この草を植えておいて、色水をつくればいいのにと思い、調べてみると、人体に軽度の毒性があることが分かりました。残念。色水には使えないようです。
東門を出ると、茶畑の横にムラサキオオツユクサが、花を咲かせています。別名ムラサキゴテンといい、外来種です。葉がむらさき色をしているので、とても目立ちます。
園では、この草を植えておいて、色水をつくればいいのにと思い、調べてみると、人体に軽度の毒性があることが分かりました。残念。色水には使えないようです。
農園東側のアラカシの木にどんぐりがなっています。マテバシイよりも小粒です。
左から、アラカシの実、アラカシの葉(裏)、マテバシイの実、スダジイの実、シラカシの実です。
10月18日(土)の午前中に、笠原こども園の運動会がありました。子どもたちを楽しませる工夫がいっぱいでした。
「ぼうけん」がテーマの運動会で、種目が終わると、動物に扮した保育者が、宝の箱の鍵を渡してくれます。終わりの会では、集まった鍵で宝箱を開け、子どもたちにプレゼントが渡されます。1つ1つのプログラムが「ぼうけん」というテーマで統一され、運動会にストーリー性をもたせるのが、園らしい工夫です。スローガンを決め、紅白対抗で点数を競う小学校の運動会とは、やり方がちがいます。
今までに見てきた園の運動会でも、忍者や海賊や金太郎などのテーマを決めて、展開されていました。すごいのは、1年間ずっと同じテーマで遊びを発展させ、行事につなげ、表現の発表会まで続いていくことです。園の保育者の構想力には、いつも感心します。
小学校の教員は、子どもたちが勝手に「遊ぶ」ものだと思っているかもしれません。でも、飽きっぽい幼児を「遊びこませる」のは、簡単なことではありません。優れた保育者は、子どもたちの遊びを発展させ、価値づける技をもっています。
園の運動会には、保育者の構想力と遊びこませる技が詰まっています。すごいです。低学年の図工や生活科や体育は、園から学べる活動が多くあります。
10月18日(土)の午後から、コミュニティーセンター祭りが始まりました。地域の方も多く参加し、子どもたちも楽しみにしていました。オープニングでは、笠原太鼓の演奏がありました。力強い音がホールに響きました。
中学生も太鼓の演奏に加わってくれました。
館内では、全校児童の図工や習字の作品が掲示されていました。
10月17日(金)の午後、袋井・森地区の研修会が行われました。「生活・総合的な学習の時間」の部では、22名の小中学校の教員が参加しました。茶ちゃ処を見学し、地域学校協働推進員の講話を聞きました。
昨年度から、笠原小の子どもたちが見学に訪れるようになり、関係が深まりました。学区の「ひと、もの、こと」を生かして地域学習を充実させるためには、学校とつながる拠点が必要です。茶ちゃ処は、地域おこしの成功例であり、集まってくる38名のスタッフは、心強い学校の応援団です。
学校と地域がもっとつながることで、双方にとって良い関係が築いていけると思うのです。コミュニティー・スクールで、校長や教頭だけが、地域の顔役とつながる関係では、薄いと感じます。学級担任が地域の人とつながり、子どもと一緒に地域を学ぶようになればいいです。生活科や総合的な学習の時間の内容を工夫することで可能だと思うのです。
10月9日、10日に1泊2日の日程で三重県津市に行ってきたので、学校を留守にした。東海・北陸地区連合小学校長会教育研究三重大会に、東海北陸7県から800人以上の校長が集まった。13の分科会に分かれて、教育課題について協議を行った。
令和8年度の研究大会は福井県で行われ、磐周地区で「社会との連携・協働」をテーマに発表する。1年以上前からの校長への宿題である。分科会の趣旨や研究の視点をまとめるのが、私の担当である。
自分なりのアイデアをためている段階だが、牧之原市の竜巻被害と以前に読んだ本の内容が、頭に影を落としている。
2014年刊行の増田寛也氏による「地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)」は、自治体に衝撃を与えた。
増田氏が「消滅可能性」を指摘したのが、静岡県では、熱海市、伊豆市、下田市、御前崎市、牧之原市の5市と、東伊豆町、松崎町、西伊豆町、川根本町の4町である。消滅と言っても、地上から煙のようになくなるわけではない。人口減により財政事情が悪化し、インフラや公共サービスの維持が難しくなるということである。教育とて例外ではない。
牧之原市は、竜巻被害からの復興を始めているが、前途は厳しいのではないか。能登地震からの復興が遅れている状況を見ると、人口減の地方都市の再建は、後回しにされるのではないかという疑念がわく。だから某国会議員の「運のいいことに能登で地震があった」という発言が、被災者の心情を逆なでしたのであろう。子供たちの成長は止まってくれないのだから、教育環境の整備と復興は、最優先に行ってほしいと願う。
令和元年から令和5年5月まで続いたコロナ禍を経て、少子化が急加速した。小学校入学児童が減り、低学年から順に学級数が減った。今後は、複式化や統廃合が課題になってきている。2021年度から2023年度の3年間で、廃校・閉校した小学校は全国で1000校以上だったという統計がある。2024年度以降も年470校ほどが廃校になっている。
文部科学省が「社会に開かれた」「地域にともにある」学校を推進しようとしても、学校のパートナーである地域が、悲鳴を上げかねない状況にある。地域コミュニティの核になるような人材が育ちにくい状況では、「コミュニティー・スクール」や持続可能な社会(地域)の維持も難しくなる。
小学校は、今ある教育スタイルを維持し続けることは難しい。地域との連携を模索しながら、校長として新しい学校像を示すことが必要だと思う。地域コミュニティーと公教育の協働をもとに、校長として創意ある教育活動を提案することを、「研究の視点」に盛り込みたいと考えている。
花壇のコスモスが花を咲かせています。去年よりも茎が高くのびています。
本校敷地の西側の崖は、土砂災害警戒区域となっている。崖の下には民家が並んでいる。法面には草が生い茂るのだが、草刈りの作業が危険なので、2年前に防草シートを市で張ってくれた。
ところが、クズが上に横に下に茎を伸ばし、暴走している。樹木の上の方までからみつき、葉を広げている。秋の七草の1つである「クズ」は、セイタカアワダチソウの侵入を拒むほどで、最強である。