防災
その他
昨日の夕方のニュースで、富士宮市が大変なことになっていることを知った。市議会の市長答弁の中で「子供が学校に行かないのはなぜかと考えてみると親が悪い。学校が悪いのではない。」(部分)と発言したのである。(その後、市長によって発言は撤回された。)
https://news.yahoo.co.jp/articles/44f2c16988d57e944e4309de36434f3d61e31b12
市議会定例会では、議員の質問は事前に示され、事務方で答弁書が作成される。答弁書に「不登校は親のせい」と書かれることはありえない。もしかしたら、学校を守ろうという意図があって、市長自らの言葉で伝えたのかもしれない。市長が学校の応援団になってくれることは、一人の校長としてうれしいと感じる。ただ、議員が問いただしたのは「深刻化する不登校問題の現状と抜本的対策を問う」内容だったので、「親のせい」にしても抜本的対策にはつながらない。
誰かのせいにしても、不登校は解決しない。自分以外の誰かのせいにすることで批判をかわしているだけである。一人の校長として、私がやれることは、子どもにとって学校を少しでも居心地のいい場所にすることである。「ちゃんと きちんと しっかりと」できなくても大目にみる特別扱いを認めるのである。子どもたちからも教師からも「ずるい」という声が上がらないようにするのが、校長の役目である。
逃げ場所があって、弱音を吐けるのならば、子どもたちは学校から完全離脱することはないと信じている。親も先生も友達も、その子を限界まで追い詰めないようにすることだ。自分が校長のときは、新規不登校の子をつくらないように、一人ひとりの子の思いに寄りそっていこうと思う。
本校の学区には、児童養護施設があり、そこから子どもたちが通学してくる。さまざまな家庭事情から親元を離れ、施設で暮らしているのだが、(今のところ)不登校の子はいない。本校での学校生活を楽しんでいる。親が悪くて心に傷を負っているのならば、学校に来れないはずである。誰かのせいにせず、その子を温かく見守り、自立支援を行うことが、長い目で見て必要なことだと思うのだ。
環境教育
今年になって老朽化した水道管の付け替えと漏水箇所の修理の工事が行われています。工事上の不手際で地下水のくみ上げポンプが止まってしまい、ビオトープに水がいかなくなりました。あと2日ほどで完全に干上がってしまい、水路のメダカは死んでしまいます。
「小さな森の小川」のビオトープも干上がってしまっているので、前回、6年生が行ったメダカひっこし作戦は使えません。残念。




笠小ランドの中の「小さな森の小川」も井戸水を引いているので、干上がってきています。


本校のビオトープは、子どもたちにとって学校の自まんでもあるので、早く復旧したいと思います。
環境教育
農園横の花だんには、コスモスを植えています。12月だというのに花がたくさんさいています。今年は、4月、7~9月、12月と年に3回、花が見られます。落ちたたねが、時間差で育っているようです。

近くでは、ツワブキも花をさかせていました。

園と小学校との接続
笠原こども園のつきぐみ(3歳児)が、小学校に遊びに来ました。笠小ランドで大きなまつぼっくりをいっぱいひろって、一本ブランコで遊びました。「もういっかい」「もういっかい」とせがまれ、一人7回くらいのりました。
大きなエノキの木の下で、「すごーい、落ち葉の雨がふってきたぁ。シャワーみたいだね。」と保育者が言いました。さすが、感性が豊かです。園児も「ほんとだあ。おちばがふってる。」と歓声が上がりました。







園のM先生は、笠原小の卒業生です。「昔は、ここにすべり台があったんだよね。」となつかしそうでした。笠小ランドで遊んだ卒業生が地域にたくさん残っていて、愛着をもっているのがわかります。
3歳児にとって、斜面をバランスをとりながら歩くのは難しそうでした。力の入れ具合、体の傾きなどを調整しながら、だんだんと自分の体を上手に動かせるようになっていきます。
この子たちを未満児のときから見ていますが、3歳児になって言葉がぐんと増えているのがよく分かります。体も頭もすごい勢いで成長、発達しているのです。
防災