国語 「ごんぎつね」新見南吉 2024年10月2日 11時19分 4年 4年生の教室から音読の声が聞こえてきました。「ごんぎつね」の学習が始まったのです。教室の中に入って、子どもたちの教科書をのぞきこむと、ものすごい違和感を感じました。 続きを読む 挿絵の作者が違うのです。私が見慣れていたのは黒井健さんの絵なのですが、教師になって、かすや昌宏さんの挿絵の教科書に出会いました。教科書会社は、物語の挿絵作家を変えることがあります。 あべ弘士さんの挿絵を見て、校長の私は「これは、おれのごんじゃない」と強く思いました。あべさんの絵が悪いとか、前の方がよいとかを言いたいわけではありません。ただ、物語の世界観まで違って見えてきてしまうほどの違和感があったのです。 例えれば、ある映画を全員別の俳優に差し替えて撮り直す、ある漫画をストーリーやキャラクターを変えずに別の作者が描き直すようなものです。 そう思うと、「スイミー」も「お手紙」も「エルマーのぼうけん」も挿絵が変わらない絵本にはすごく安心します。 閉じる いいね 8