教科担任のＳ先生は、教師の説明が簡潔で、子どもたちに任せる部分を多く作れます。グループ学習でも指導のポイントを見逃さず、ときにはぐっと近寄って、質問を投げかけます。

　本校は、今週は授業参観週間で、おたがいの授業を見合うことを勧めています。

　Ｓ先生の授業は、本校の若手教員に大いに参考にしてもらいたいポイントがいっぱいです。

　若いうちは、しっかりと理解させようと頑張るあまり、説明が多くなり、黒板やＰＣの前にいる時間が長くなり、逆に子どもに近寄って対話する時間が短くなる傾向があります。すこし肩の力を抜いて、子どもを信じて委ねる余裕が出てくると、授業が楽しくなります。子どもたちは先生に話しかけたいし、認めてもらいたいと思っています。