私（校長）は、子どもたちにこんな話をしてきました。

　羽化した後のチョウの羽ってどうやってピンとのびるか知ってる？おしっこでのびるんだ。体の中におしっこをためておいて、ぎゅっと力を入れる。羽のすじは管になっていて、おしっこが中を通ると、のびていくんだ。さいごにあまったおしっこをだしておしまい。

　でも、おしっこのため方がたりないと、羽がピンとのびずに飛べなくなってしまう。そうなると、ツバメにつかまってえさにされてしまう。みんなもおしっこもらしちゃうことがあったでしょ。そうなると、チョウは大人になれない。

　子どもたちは羽化に成功したモンシロチョウが、最後にあまったおしっこを出していることを発見しました。「ほんとだ。」

　羽ののびないチョウを見て、「私もおしっこもらしたことある」「飛べなくてもここで守ってあげよう」とか話していました。

　これからも教室で、モンシロチョウの羽化が続きます。実物を観察することの良さを実感しました。