校長のあたまのなか

たのしくまなび隊

2025年7月14日 13時09分
授業

 文部科学省が、運営するサイトです。おすすめです。こんなふうに説明されています。(以下引用)

 たのしくまなび隊は、自分の好きをきっかけにして広がっていく学びを経験してほしいというコンセプトで立ち上げたポータルサイトです。

好きの理由はかっこいい、面白い、何か気になる・・・​
なんでもいいと思います。​
「好き」の対象を、さまざまな角度から​
眺めて、調べて、考えるうちに、​
これまでとは違った見方ができるようになったり、​
思いもよらないものとのつながりに​​
気づいたりするものです。​​

好き!だから知りたい!という気持ちを大切にして、
楽しく学び続けてほしいという願いを込めて、
「きみの好き!応援サイト たのしくまなび隊」と名付けました。

 これから夏休みに入ります。自分が好きなことを見つけて、楽しく学んでみませんか。リンクをはっておきます。

https://tanoshikumanabitai.mext.go.jp/

 おもしろい内容を見つけた笠原っ子は、ぜひ校長にも教えてください。

甌穴

2025年7月14日 08時01分
環境教育

 西門横の鼓濤園にある庭石に目が留まりました。「穴があいている。」これは、もしかして甌穴ではあるまいか。甌穴は、おうけつと読みます。

 川や海の底の岩のへこみに小石が入り、水流によって渦巻き状に回転して削られることで自然に丸い穴ができます。

 「長い年月をかけて研鑽を続ければ、硬い岩にも穴があく」のを子どもたちに伝えようとして、造園業者が置いたと考えるのは、深読み過ぎるだろうか。

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指示が多いと・・・ 禁止が多いと・・・

2025年7月11日 14時38分
園と小学校との接続

 幼児教育に携わっていたときに学んだことが、小学校校長になって身に染みることがある。

 指示が多いと、指示を待つ子になる。

 禁止が多いと、できる子のやる気が下がる。

 園以上に小学校には、指示と禁止が多い。

 子どもに委ね、自分で考えさせ、それを尊重して支援するすてきな保育者に出会って感動したことがある。小学校の教員ならば、まずは注意から入るであろう場面でも、「どうしたかったの」と尋ねるのである。本当の共感とはこういう態度なのだろう。 

 主体的に学ぶ子どもたちを育てようとするのは、学年が上がるにつれて難しくなる。園で伸ばしてくれた「主体性」を小学校がつぶしてしまわないようにするにはどうすればよいか。

 PBSに取り組むのと同時に、(教師の一方的な)指示や禁止を減らしてみてはどうだろう。

にょき

2025年7月11日 13時45分
環境教育

 ぼうしの中から、にょきっとどんぐりが出てきました。

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 マテバシイのどんぐりは、一度にできてくるわけではないようです。受粉した順番で大きくなるのかな。どんぐりにならずに、そのまま落ちてしまうのもあるかも。しばらく観察してみます。

人事管理訪問で伝えたこと

2025年7月11日 09時41分
その他

 7月10日(木)の午後に、人事管理訪問があった。静西教育事務所と袋井市教育委員会の5名が来校した。児童の学習の様子と教職員を見ていただいた。

 個別に面談を行う人以外は、普段のままの服装でよいことを事前に本校教員に伝えておいた。昨年度から、参観会や訪問で保護者や教育委員会の方が来校されるときでも、原則、担任は着替えないようにしている。接遇の面から、きちんとした服装で授業をさせたほうがよいと考える校長もいるだろうが、私はふだんのままの学校の様子を見てもらう方がよいと思っている。教員の服装のことで注意を受けたことはないので、今まで忖度して着替えていただけなのだと思う。子どもから見ても、働き方改革の点からも不自然だと思うのだ。

 学校経営の重点としては、以下のようなことを伝えた。

どの子どもにとっても小学校時代の6年間を、楽しい思い出とすることが何より大切と考えます。「思わず学校に行きたくなり、行けば友達と学び、遊び、楽しく過ごせる」場所にすれば、おのずと不登校も減ると考えました。「子ども起点の教育」として、学校を楽しくすることが、昨年度からの本校最優先の学校経営戦略になります。

本校職員には、「笠原小ならではのインクルーシブ教育」として、全校児童119名の顔と名前を1学期末までに覚え、どの子にも名前をつけて、挨拶をしたり、話しかけたりするように取り組みをお願いしているところです。「おはよう」と呼び掛けても答えてくれない子でも、「〇〇さん、おはよう」と言えば挨拶を返してくれるのです。

浅羽学園全体として、ポジティブな行動支援(PBS)に取り組み、望ましい表れを伸ばしていきます。

今年の手ごたえとして、子どもの姿に変化が表れています。完全不登校がゼロになり、■年生■名がサポートルームで週2回登校できています。昨年度まで教室に行けないことが多かった■年生■名が、今年は教室で過ごしています。遅刻が減り、遅刻しても登校時刻が早まり、親の送り迎えが必要だった■年生■名が、自分の足で歩いて登校するようになりました。

本年度は、地域とのつながりを強めることを意識しています。教師には、生活科や総合的な学習の時間を窓口に、笠原の自然、文化、歴史、産業などの地域学習を行うように指示し、校内研修にも位置付けました。笠原のことが好きで、未来の笠原を創り支える子を小学校から育てるのが、長期的な戦略になります。

 袋井市内の小中学校の中でも、不登校の子がゼロの学校はごくわずかだと思う。本校だけかもしれない。学校評価の数値も前回より上がってきている。学校が楽しくなることで、よい方向に向かっている実感がある。

昨夜の大雨のあとの貯水池

2025年7月11日 09時02分
防災

 昨夜に菊川市から磐田市にかけて短時間に集中的な大雨が降った。笠原地区の中にも、落雷で瞬間的に停電した場所があったそうだ。土砂災害警戒区域をかかえる笠原小なので、今朝は早めに出勤して見回りを行った。正門横にある貯水池にはかなり水がたまっていて、午前8時の時点でも、まだ滝のように水が流れ込んでいた。

貯水池

 上の地図は、「どまんなか袋井navi」の2500分の1の地図に一部書き込みをしたもの。どまんなか袋井navi 笠原小学校

 正門横の貯水池のようす

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 一番奥が東端でプールのそば。一番奥に水が流れ落ちている。

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 正門のすぐ横の貯水池におりる階段のところ。

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 小さな森の小川は、地下水が湧き出ていた。

 土砂災害警戒区域のようす

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 伐採予定の枯木は、倒れていない。

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 コンクリートブロックのつなぎ目やクラックからは、水が染み出ているが、異状なし。三沢川の水位も今回は上がらなかった。笠原コミュニティーセンター横の貯水池にも水がたまっていた。

びっくり

2025年7月10日 08時20分
環境教育

 子どもたちの登校を見届けた後、校地内をぐるっと巡視すると、おもしろいものが見つかります。

 クリのイガが大きくなってきました。

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 「小さな森の小川」は、井戸水を足したので十分な水量でした。エノキの大木がある森の中には、ゴマダラチョウがいました。写真が撮れなかったので、ムシミルのリンクをはっておきます。

https://insect.design/tyoumoku/tyourui/tatehatyouka/gomadaratyou

 今朝は、クマゼミがマツの木でよく鳴いています。

 プール北側の電線や電柱では、ホオジロという鳥が鳴いています。スズメに似ていますが、ほっぺた(頬)が白いので、ホオジロという名前がつきました。ホオジロのさえずりは、「サッポロラーメン みそラーメン」と聞こえます。昔の人は、「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」と聞こえたそうです。動画のリンクをはっておきますので、確かめてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=7A_m4KmVh-4

わき水だけではたりない

2025年7月9日 14時49分
環境教育

 昨年度の6年生が25年ぶりに復活させた「小さな森の小川」は、カニのビオトープになっています。このところ、雨が少なかったので、わき水だけでは、水量が足りなくなってきました。バルブをあけて井戸水をちょろちょろと流しておきました。明日、様子を確認しようと思います。

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