令和7年度 全国学力・学習状況調査の市全体の結果について
2025年9月30日 12時00分結果について公開します。「はじめのページ」の「資料」の「学校だより」からも参照できます。
結果について公開します。「はじめのページ」の「資料」の「学校だより」からも参照できます。
園にとって、どんぐりは重要である。
校庭のマテバシイの実が落ち始めたので、きのう教頭に伝えた。「笠原こども園に連絡してあげて。」
すぐに返事がきて、今日の午前9時30分に来校するとのこと。反応が速い。昨年は、10月の終わりにどんぐり拾いに来たので、少し遅いと感じた。今年は、落ち始めたタイミングで知らせるようにしたのだ。
職員玄関前で、きちんと並んであいさつ。1~4歳児までが来校。そら組(5歳児)は、お留守番だそうだ。
どんぐりがどんどんたまっていく。
ぼうしのかざりがすてきすぎる。
エンマコオロギを手でつかまえた。
「キリギリスつかまえた」と言ってたけど、たぶんセスジツユムシ。
植え込みの裏に入り、探検。幼児はせまくて暗い場所が好き。
広い場所も大好き。飛び出していってしまうから、保育者は大忙し。
お礼のあいさつをして水分補給をして、たっぷり1時間の活動。大満足で帰っていった。
幼児教育に関する仕事をしていた3年間は、園と小学校の先生たちを一緒に集めて行う研修を何度か担当した。そのとき、こんな質問をしたものである。「これは何ですか?」
小学校の先生は、「どんぐりじゃん」という顔をしている。
勘のいい園の保育者は、質問の意図を察している。
「おかね、ボール、おはじき・・・・」園児は、どんぐりをあらゆるものに見立てて遊ぶ。どんぐりゴマだけでなく、工作にも使う。だから園にとって重要なアイテムなのだ。
熱心な保育者は、いつどこに行けばどんな種類のどんぐりや木の実が採れるのかを熟知している。それが情報として先輩から伝えられることもある。どんぐりを長持ちさせるために、虫が入っているものを取り除き、ゆでて乾燥させることもある。小学校教員も生活科でどんぐりを使うことがあるが、ここまで徹底してやる先生を私は知らない。
本校1,2年生が今度、エコパスタジアムのビオトープに校外学習に出かける。昨年同様、クヌギ、アベマキなど丸いドングリを拾って園にプレゼントするように勧めるつもり。たかが、「どんぐり」であるが、こういう配慮を園が喜ぶことを私は経験上学んだのである。
10月31日の講演会に向け、笠原地区の地質や微地形のフィールドワークを続けているところである。
地質図で「段丘堆積層(td)」として示される部分は、実際には小規模な段丘が複雑に分布し、段丘面上に起伏を生じさせている。
三輪地区の「段丘堆積層」は、未固結の褐色の砂の層にさまざまな大きさの礫が詰まっている。礫の大きさは淘汰されていない(そろっていない)。素我神社社殿西側の崖は崩落し、樹木の根が露出している。
三輪神社北側の高さ1mほどの崖は、急な角度で崩落している。
三輪から柏木に向かう道路から見た段丘崖は、崩れないように根元がコンクリート版で土止めされている。
県道より西側には、陥没してしまったところがある。(現在は修復済み)豪雨などで、礫層中の砂の部分が流出すると、礫だけが残されて沈降し、すき間が陥没したと推定できる。
笠原小の裏手の墓地は、上位段丘である。墓地の崖には、表土が流出し、穴やすき間が見られる。
「段丘堆積層」は、第四紀の新しい地層で、あまり固まっていない。地質調査所が昭和32年に発行した「五萬分の1地質図幅説明書 見付・掛塚」によれば、「浸食を受けると縦に崩落して切り立った崖をつくりやすい」特性がある。
分かりやすいように断面図で示すと以下のようになる。
① 地層中に水分をギリギリたくわえている状態
② 限界を超えて崩落
地層の中の砂の部分だけが多量の地下水といっしょに流れ出てしまうと、礫が沈み込む。崖の部分は砂がなくなると礫が崖を転がり落ちる。 1時間当たりの雨量が50ミリを超えるような豪雨となった場合、笠原地区の崖は、崩落する可能性がある。崖から茶色い水が吹き出したら、要注意である。
笠原地区にある崖の中でも、崩落の危険が特に高い場所が、「土砂災害計画区域」に指定されている。
校歌と古事記のつながりを調べていく中で、「三輪」での娘と蛇の関係の類似に気付いた。正確な出典は不明だが、地元に伝わる昔話に「三輪神社とおもい川」がある。
https://chuen.net/mukashi/mukashi_115.html
美しい長者の娘のもとに何度も求婚に来る男がいた。名前も身分も明かさないので不審に思い、賢い娘は男の服に糸を縫い付けた。糸をたどっていくと、三輪神社にたどり着く。娘は男が神様だったことに気付くが、姿を見られた神様は、大蛇の姿で池で死んでいた。男が通ってきた川を「おもい川」と呼ぶようになった。
古事記の記述では、死んでしまうのは娘である。娘の名前は、「やまとももそびめ」であり、箸墓古墳にまつられている。
やまとももそびめのもとに来る立派な男は、夜にしか姿を見せない。どうしても姿を見たくなったひめは男にお願いした。男は朝になったら箱の中を見ろと言った。ひめが箱を開けると蛇が入っていて驚いてしまった。正体を見せて恥をかかされたと感じた神様は、三輪山に帰ってしまった。ひめは、たたりで死んでしまう。このやまともももそびめのみこと(倭迹迹日百襲姫命)が、卑弥呼のモデルだという人もいる。歴史はおもしろい。
娘のところに来る男の正体が神様(蛇)で、正体が明かされると笠原の神様は恥じて自殺し、奈良の神様は娘の方をたたりで殺してしまった。笠原の昔話の方が新しくつくられ、古事記を参考にしていると想像されるが、娘を殺さなかったことに神のやさしさを感じる。
昔話に出てくる「おもい川」は、三沢川のことだろうか? 大蛇が死んだ上池は今も残っているのだろうか?笠原の歴史に詳しい地元の方に聞いてみたい。
朝の登校指導のために、東門を出ると、お茶畑の下の方が白くなっていました。もう、お茶の花が咲いています。「チャ」は、ツバキ科の植物なので、花はサザンカによく似ています。
近くには、ランタナの花も咲いていました。
人間ドックのため、朝から病院に向かった。待ち時間用にと、自室の本棚から目についた赤い表紙の本を持って行った。「進化とは何か ドーキンス博士の特別講義」(早川書房 2014 吉成真由美 編・訳)である。
大学生のときに「利己的な遺伝子」という著書に衝撃を受けた私は、ドーキンス博士の本が出るたびに購入して、読み進めてきた。「進化とは何か」は、子どもたちを相手に行われた5回分の授業を書籍したものである。
冒頭の一節「宇宙で目を覚ます」から、深く考えさせられ、手が止まった。
まず最初に、両手を頭に持っていって、そっと自分の頭を触ってみてください。これはあなたにとっては実にたやすいことですが、こんなことができる機械を作ろうと思ったら、物理的にも金銭的にもそう簡単にできるものではないんですね。
腕を上げていくと、あなたの腕の筋肉が今どこに位置しているかを正確につかむメカニズムが、筋肉内部に備わっている。また、指先にある幾千ものセンサーが、あなたの髪の毛の質感や、耳の形、頭蓋骨の形をハッキリと感じ取る。あなたの脳が、自分の頭蓋骨の幅を精確に測っているのです。もし、こういうことができる人工的なロボットの腕を作ろうと思ったら、100億円を超す費用がかかってしまうでしょう。
このレクチャーが行われたのが1991年なので、34年たった現在では、100億円はかからないかもしれない。しかし、そう簡単に作れないことだけは、当時から変わっていない。
コンピュータの脳に当たる中央演算装置(CPU)の性能は格段に進歩したのに、幼児でも当たり前にできるような動作をロボットにさせることは、2025年になっても難しいのだ。体の動きを制御して調整しながら動かす「感覚統合」は、それほど高度なことなのに、人間という生き物は、目を閉じた幼児でも可能にしてしまう。
私が小学生のころに手塚治虫原作のアニメ「ジェッターマルス」が放映されていた。鉄腕アトムをかわいくリメイクしたような話だった。好きなアニメだったので主題歌はまだ歌える。「♬ひかり まぶしい にっぽんに 1つの いのちが はばたいた そのなは マルス ジェッターマルス ときは2015ねん」ジェッターマルス 第1話
2000年に、ホンダのロボット「ASIMO(アシモ)」が登場したときには、15年後のマルスに間に合うかと期待したものだ。
https://www.honda.co.jp/ASIMO/history//asimo/index.html
しかし、2025国際ロボット展でも、マルスのような人型ロボットは出てこない。https://irex.nikkan.co.jp/
子どものころ胸躍らせた戦闘用の人型ロボットの出現は、私が生きているうちには間に合いそうにない。
AIが進歩しても、体の細部の動きまで制御できるロボットを作るのは困難を極める。ただ歩いたり、プログラミングされた動きをしたりするロボットで精いっぱいの技術レベルである。ドーキンス博士の次の言葉にうなずくばかりである。
どんなに驚くべきテクノロジーでも、生命の素晴らしさの前では色あせてしまいます。
校長として本校に赴任してから、地区の会合などで、土砂災害警戒区域の危険性を訴え、通学路の変更をお願いしてきた。その中で笠原歴史研究会の藤原辰夫さんから、講演の依頼があった。
少しでも笠原のお役に立てるならと思い、引き受けた。夏休みに現地調査をしたり、参考文献を読み直したりして準備を進めた。
スライド資料ができあがってきたので、10月31日には、未来に起こりうる自然災害の軽減につながる「考える材料」を提供できればと思っている。現時点で考えている講演内容は、「笠原の地形と自然災害」である。ポイントとなるスライドをいくつか事前公開する。中学3年生の地理・地学レベルくらいの内容になるように、専門用語を少しでも減らす推敲を重ねているところである。
講演会のチラシ(案)も藤原さんが作成してくれました。要望に沿うような話を盛り込みたいと思います。このあと笠原地区で回覧するそうです。ありがとうございます。
9月5日の台風通過のとき、三沢川にかかる栄橋のあたりで、水がたまってしまって自動車の通行に支障があったそうです。学校運営協議会のときに、委員の方から聞きました。貴重な情報ありがとうございます。
さっそく、栄橋から野球グラウンドまでを確認に行きました。河床が高く、堤防が低いので、川があふれる危険があることがわかりました。大雨のときには、現地確認をしたうえで、集団下校なのか保護者引き渡しなのかを判断していきます。