校長のあたまのなか

4月1日 先生方へのはじめの話

2024年4月9日 17時08分

 私は、笠原小に来る前に隣の市で幼児教育や特別支援教育に3年間かかわりました。幼児教育の良さを小学校につなげたいという願いをもっています。

 園の子どもたちは自己肯定感や自己有用感が小学生よりも高いと感じます。理由の一つが保育者による声掛けにあると思います。本校の職員にもぜひまねしてほしいです。

 何か問題が起きたとします。どんなときもまずは、目線を合わせて「どうしたの?」とききます。次に「何をしたかったの?」と、子どもの思いを受け止めます。仕上げは「先生に何かお手伝いできることある?」です。これからは、「何やってるの。やめなさい。だめでしょ。」は厳禁です。はじめのうちは「別に」といわれるかもしれませんが、半年続ければ必ず変わります。子どもを大切にする人権教育の原点です。もちろん、明らかにその子に非があれば叱ることをためらってはいけません。ただ、初めから高圧的に指導するのはやめましょう。