研修
今日の午前中は、教育委員会での面談があった。その中で、来年度の本校の経営構想について、「学校を楽しくするということに重点をおいて、小規模校の強みを生かした学校経営を行う」ことを伝えてきた。
本校教職員には、「楽しい学校」にすることを「子ども起点の教育」として、最優先で考えてほしい。楽しい学校が、子どもも教職員も幸せ(ウエルビーイング)にする。
「楽しい学校」につながるのが、校訓の中の「明るい子」である。学校が楽しくなり、明るい子が増えれば、重点目標の「学び合い 認め合い 挑戦する笠原っ子」の姿が自ずと実現されていくだろう。「明るい子」は、教職員や友達から大切にされ、励まされている子でもある。PBS(ポジティブな行動支援)には、浅羽学園全体で取り組んでいく。
「こんなこといいな できたらいいな」を子どもと教職員が共有し、学校が楽しくなるための仕掛けを考え、子どもたちにやらせてみて、認め、励ますことで主体性を育てていく。学校経営目標の「一人一人が輝いている」姿は、子どもの笑顔の量と質で見える化する。校長として「楽しい学校」や「明るい子」を本校の魅力や価値として、積極的に学校ホームページで情報発信し続けていく。
(学校経営構想より一部抜粋)
以下は、本校職員にも示した令和7年度の学校経営構想最終版である。
令和7年度 学校経営構想.pdf

環境教育
26年前にプールから引いた管が、井戸水ではなく上水(水道水)であることが判明。しかも、草刈りによって管が一部破損し、長年、漏水の原因になっていたことが分かりました。応急処置で漏水は少なくなりましたが、本年度中の復旧完了は難しくなりました。4月以降に、管の修理、水道水から井水への管の付け替え等が必要です。修繕費でまかなえるかどうか確認していこうと思います。
今のところ、自然に水がたまるので、流れに堰を造って水をためるようにしています。短縮日課で6年生による作業が止まってしまったので、私の方で少しずつ石を運んで、小川の側面を補修しています。

授業
静岡県公立高校の入試が終わり、新聞やネットで問題が公表されている。国語の問題を分析すると、短時間に大量の文書を読み込んで回答しなければならず、難問ぞろいである。いっぽう、漢字の読み書きは、小学校レベルのものが多い。6年生でも点数が取れる問題がいくつもある。
それだけに、小学校段階での漢字の習得は大事である。「中学になって勉強をがんばれば、高校入試は何とかなる。」と思ってはいけない。
では、今年の入試問題の漢字の読み書きを見ていこう。
書き取りの問題は、「そうぞう」と「なげる」と「みとめる」である。想像も投げるも認めるも、小学生が書ける問題ではないか。
想(ソウ)と投げるは、小学校3年生で習う漢字。
像(ゾウ)は、小学校5年生で習う漢字。
認めるは、小学校6年生で習う漢字。
「炊飯器」「励ます」が、すでに読める小学生もいるだろう。難しかったのは、「即座」くらいか。日ごろから漢字に親しんで、身に付けておけば、高校入試でも点数がとれるのである。
また、最後の大問5の配点は最大の6点だが、優秀な6年生ならば解けてしまうだろう。2つのグラフから読書について記述する問題である。自信のある6年生は、最後の問題だけでも挑戦してほしい。
入試問題は、以下のリンクから確認できる。
https://www.fnn.jp/articles/-/838239
環境教育
3月8日に、水星(マーキュリー)がとても見やすくなります。日没後、西の低い空で見つけることができます。

(国立天文台ホームページより引用)
今は、月、火星、水星、木星、金星、土星がよく見える時期です。水星はめったに見えないので、今の時期の観察がおすすめです。肉眼でも見えますが、双眼鏡があるとよく見えます。明日の金曜日の夜は晴れそうなので、水星の観察に向いています。水星の魔女はいませんが、見つけてみてはいかがでしょう。
笠原小学校の西門は坂の上にあって、西の空が開けているので、水星の観察地点に最適です。明日の夜は、PTA評議委員会があるので、終わったら職員を誘って観察しようと楽しみにしています。
国立天文台の分かりやすい動画のリンクをはっておきます。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/03.html
環境教育
今週はずっと天気の悪い日が続いています。それは、「気圧の谷」のせいです。日本付近が高気圧と高気圧にはさまれた状態になっているのが「気圧の谷」です。等圧線を地図の等高線に見立てると、高気圧の二つの山の間の谷のようになるからです。実際に空気の谷やくぼみができるわけではありません。天気図は、気象庁のホームページから引用しました。

空には、層積雲が低くたちこめています。

授業
子どもたちの「思考力・判断力・表現力」を鍛えるために、パフォーマンス課題を与えることがあります。
先生方にも年に1度くらい、子どもたちにパフォーマンス課題を出して、できる子をさらに伸ばす試みをお願いしたいです。パフォーマンス課題は全員が解けなくてもよいし、答えを解説する必要もありません。できた子がいれば、評価してあげればよいのです。ペーパーテストの中にも「思考力・判断力・表現力」の観点別評価項目がありますが、それを補うのがパフォーマンス評価になります。
校長から子どもたちへのブランコについての課題です。理科が得意な5,6年生は挑戦してみませんか。
【課題1】ブランコに立ちのりしてこぐと、すわってこぐよりもスピードが上がったように感じます。それはなぜですか?


【課題2】森にある一本ブランコは、ふりこです。1往復の間できるだけ長い時間ゆれているようにするために、どんな工夫ができますか。

5年生の理科でのふりこの学習は、中学や高校の学習につながっていきます。物の動きは、算数のように式で表すことができます。例えば、単ふりこが1往復にかかる時間も、運動方程式で求めることができます。ニュートンが発見したのは有名な話です。円周率と重力加速度とふりこの長さから、計算できるのです。それって、すごいことだと思いませんか。
興味のある子は、以下のリンクを見て、自分で調べてみてください。今、分かる子がいれば、将来はニュートンのような天才になれるかもしれませんね。
https://wakariyasui.sakura.ne.jp/p/mech/tann/tannhuriko.html
研修
広島県尾道市立土堂小学校の子どもたちの発信が、とても参考になります。この学校は、もう18年間も子どもたちが、ブログで日記を発信し続けています。笠原っ子の中で、こどもリポーターになりたい子はぜひ、見てください。
令和7年度は、委員会活動や学習の中で位置づけて、情報発信ができると、子どもたちの「伝える力」や表現力が高まると思うのです。
担任の先生方が、宿題で出す日記は、何のために書かせているのでしょうか。ブログで発信し、他校の子どもたちと交流できればすばらしいと思いませんか。
https://tutisyokodomo.blog.fc2.com/