校長のあたまのなか

第2回 笠原こども園運営協議会

2024年10月24日 11時18分
園と小学校との接続

 10月24(木)の午前中に、笠原こども園に行ってきました。未満児から年長さんまでの保育を参観してきたところです。

 未満児保育を中心に参観しました。参観と言っても未満児の場合は、一緒に遊ぶことになります。砂場では、2歳児と3歳児といっしょに穴を掘っては、おもちゃを埋め、掘り出す遊びに夢中になりました。2歳児では上手に言葉が出ず、もごもご言うのに、3歳児になると「もいっかい あな ほって」と3語文が出てきました。初対面の大人にも積極的にかかわろうとします。私は、砂のごはんをいっぱいもらって、もぐもぐ食べ(るふり)、「ありがとう」とお礼を言いました。しばらくすると、「どうぞ」とまた、砂のパンやアイスをいただきます。ちょっと変化のある繰り返しの遊びが楽しいのです。そのたびに、反応を変えて接すると、喜んで飽きるまで繰り返しました。「いーれて」や「ごめんね」の言葉も言えました。言い忘れると、保育士が代わりに「『いーれって』って言おうか」とか「〇〇ちゃん、ごめんね」と言ってあげていました。

 未満児の保育をみると、園の様子がよく分かります。未満児は「環境」を整えても、興味がなければ、見向きもせず、遊びこむことが難しいのです。一斉保育が難しく、保育者の指示もあまり伝わりません。笠原こども園では、保育者の声がほとんど聞こえず、未満児が思い思いに遊びこむ様子を複数の保育者がチームで見守る連携が見事でした。泣く子もほとんどなく、未満児が安心して縦割りの集団の中で遊びこめる笠原こども園の保育はすてきです。

 来週からは、本校の職員を連れて、園の保育を参観します。子どもに寄り添う保育者の動きを見てもらおうと思います。