校長のあたまのなか

成績優秀でもらえたもの

2025年3月17日 12時36分
研修

 大正時代、笠原小では成績がよいともらえるものがありました。それは何だと思いますか?

 笠原尋常高等小学校沿革誌の「生徒之賞罰」の項に中にこんな記事がありました。

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 學業成績操行共ニ優良ナリ仍テ為其算盤壱箇ヲ授輿ス

(学習の成績も日ごろの行いもとてもよかったので、そろばん1こをあげた。)

 1年間に5人の子が選ばれ、修了式の日に小笠郡長(今でいうと、市長や町長にあたる)から、みんなの前でそろばんをもらっていました。その子たちは、さぞや誇らしい気持ちでそろばんを受け取り、大事にしただろうと想像します。

 大正4年から大正9年まで記録があり、その後は「学業操行優良賞」の名で昭和13年まで表彰の記録が残っていました。