校長のあたまのなか

つきぐみ さんと たんけんだ

2025年4月30日 10時28分
園と小学校との接続

 笠原こども園のつき組(3歳児クラス)の子たちが、小学校に遊びに来ました。整備した学校の森に案内しました。大きなまつぼっくりをたくさん拾いました。

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 笠小タイムの20分間の休み時間に外に出ていた小学生と交流しました。

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令和7年度PTA総会 校長挨拶

2025年4月28日 14時40分
その他

 みなさん、こんにちは。校長2年目の岡本正彦です。年度末から年度初めにかけて、三沢、柏木地区のご家庭には、通学路変更でご心配をおかけしました。本年度、16人の1年生を迎え、全員で119人の笠原っ子が元気に学校生活を送っています。多くの職員が入れ替わり、本来であればみなさんに直接対面して、ご紹介すべきところですが、画面越しで失礼します。

  さて、令和7年度の笠原小学校は、一人一人が輝くために、子ども起点の教育を進め、「楽しい学校」をつくることを目指していきます。また、学級担任だけでなく、すべての教職員が子どもたちにかかわり、個別に寄り添うことで「居心地のよい学校」にしていきます。結果として、子どもたちや保護者からの評価で、2つの項目が昨年度よりも10%アップすることを目指します。①「学校が楽しい」の項目にそう思うと答える子。②「信頼できる先生がいる」の項目にそう思うと答える子と保護者です。

 浅羽学園全体では、PBS(ポジティブな行動支援)を進め、子どもたちのよさを認め、自己肯定感や自己有用感を高め、主体性を育んでいけるよう、教師の働きかけを行います。

 私は校長として、子どもたちが学校の学びや生活を楽しんでいる様子や教師のかかわりなどを学校ホームページで発信していきます。多い日には1日1200件をこえるアクセスがありました。保護者のみなさんもスマホやご自宅のパソコンなどで、ときどきチェックしてみてください。ホームページでのお子さんの学校での様子をもとに、ご家庭での親子の会話が弾むことを期待しています。では、1年間よろしくお願いします。

歴史探究のはじまり

2025年4月28日 10時59分
笠原の歴史

 本校には古い本や物が保管されている「ことう教室」がある。昨年度、気になる「それ」を見つけて、校長室に持ってきておいた。校長室を訪れる子たちに話題を提供しようと考えたからである。

 4月25日の昼休み、こどもリポーター志望の6年生数名が、校長室に来たので、「それ」を見せてみた。

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 「うわ」「何これ」「古」「のろいの人形?」「まじ?」「軍人なんとかって書いてある」

 校長から子どもたちに、「6年生にこのなぞをといてほしいんだけど、できる?」ときいてみた。

 「いいよ。」

 戦争、軍人から想像して、「三和忠魂碑」に行けば、山田と言う人の名前が見つかるかもしれないということになった。さっそく、放課後に調査に行きたいというので、一緒についていった。

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 「明治と昭和と大正(だいせい)がある?」「どれが古いの?」「山田っていう人の名前ある?」

 「一番古いのが明治で、次が大正(たいしょう)で、昭和だよ。」

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 しばらく探すと、山田という方は何名か見つかったが、箱書きの方の名前はなかった。結局、よくわからなかった。

 今は使われなくなった南門を見学して学校に戻った。

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ちょっとブラタモリっぽく

2025年4月25日 11時19分
環境教育

 通学路変更に伴い、登下校時に学校東側の様子を確認しています。学校の東側はそのまま小笠山へと続く高まりになるのではなく、低い場所があります。昨日の投稿にある、段丘堆積層と小笠層群の地層の境がこの辺りにあります。

 新しい通学路である笠原こども園東側の道路を登っていくと、段丘堆積層、左側(柏木のあたり)が小笠層群です。

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 段丘堆積層側が崩れやすく、茶畑の土留めのコンクリート版が割れたり、なくなったりしている場所があります。

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 地元の消防団の方の話では、以前に大雨で崩れたことがあるそうです。DSCN0321

 高くなっているところが段丘堆積層で、ガードレールの向こうが通学路です。東側から西側に向け写しています。低い場所から撮ったので校舎は見えません。

いちごの日

2025年4月25日 09時05分
地域との連携

 4月24日(木)は、いちごの日でした。まず、給食で手作りいちごジャム(画像左上)が付きました。

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 てづくりいちごジャム しょくぱん ぎゅうにゅう チキンのバーベキューソース カレードレッシングサラダ とうにゅうコーンチャウダー 

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 本校の教員が毎朝順番に昇降口のホワイトボードを書いています。今朝はクイズでした。

 実は、きのうの夕方、保護者でいちご農家の方が、学校にたくさんのいちごを持って来てくれました。家庭科室に運ぶと、いちごの香りが部屋いっぱいに広がりました。あまりの量に驚きましたが、教職員で喜んで持ち帰りました。日持ちしないいちごだというので、次の日に子どもたちに食べさせるわけにもいかず、大人でいただきました。完熟した真っ赤な甘いいちごで、最高のおいしさでした。

 新学期にがんばっている本校教職員へのごほうびをいただいたようでうれしかったです。本校教職員を代表してお礼申し上げます。

アゲハチョウ たまごと幼虫

2025年4月25日 07時53分
環境教育

 ビオトープのハッサクの若葉にアゲハチョウのたまごと幼虫がいます。これから増えていくので理科の時間での観察をおすすめします。

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 鳥に食べられないように、鳥のふんのような色と形で自分を守っています。このあと、脱皮すると緑色の幼虫になります。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005302282_00000

笠原地区の地質と地形

2025年4月24日 12時49分
防災

 4月26日(土)13:30~ 笠原地区まちづくり協議会に出席し、通学路変更までの経緯と、防災上の注意喚起を説明する時間をいただきました。資料を整理し、分かりやすい説明になるように準備しているところです。今まで学校ホームページで公開してきた情報に加え、地質と地形の資料を補足していきます。以下は説明の原稿です。

 国土地理院の5万分の1の地質図「見付」で確認すると、笠原小付近の地質は3つに分類されています。

地質図

 小笠山を形作っている「小笠層群」、三沢川の「段丘堆積層」、三輪から横須賀へと細長くのびる「砂丘砂」です。笠原小学校は段丘堆積層の上にあります。

 三沢川は、長さの割に流域面積が広く、大雨が降れば急に増水し、小笠山を削った土砂を運んできます。地質年代で言う第四紀(約260万年前~)に、地震やプレートの活動などで、三沢川の両岸が盛り上がって一段高くなったところを河岸段丘といいます。地質図の記号でtdの部分です。笠原郵便局のあたりと笠原小学校のあたりが一段高くなっているのが、県道を通ると分かると思います。

 河岸段丘は、三沢川や弁財天川によって削られ、砂が運ばれて川の東側に砂丘砂(記号はda)が砂嘴(さし)のように細長く積もっていきました。自然堤防とも呼ばれ、周囲よりも少し高いので、昔から集落が発達したところでもあります。

 小笠層群(記号はOg)は、比較的地盤がよいと言えます。笠原小学校は、段丘堆積層(td)にあって、平地に突き出ているため、北側と西側を洪水のたびに削られてきました。もともと地盤が固くないところを川で削られて急な崖ができてしまいました。それらが今の「土砂災害警戒区域」となっています。砂の中に丸石が混じる数メートル以上の厚さの地層があります。しっかりと固まっていないので、人の手でも簡単に崩すことができるほどです。

 最近の線状降水帯によるゲリラ豪雨などでは、崩れる危険が高いと判断されています。たとえ崩れなくても崖の樹木が倒れてくる危険もあります。

 そこで、静岡県、袋井市土木事務所では、注意喚起を行い、平成29年3月31日付けで区域図を作りました。被害想定もあります。

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 昨年度の連合自治会長さんとコミセン館長さんが、袋井市に働きかけてくださり、高所作業車を使って、崖から道路に張り出していた枝をずいぶん切ってくれました。

 それでも、子どもたちや保護者、教職員が日常的に通行する道路が安全になったわけではありません。せめて子どもたちの安全だけは優先的に確保しようと、通学路の変更を勧めました。

 大雨のときだけ、通学路を変更することも考えましたが、連絡が徹底しないこともあるし、雨のあと崩れたり木が倒れたりすることもあると思い、三沢と柏木のPTA役員に相談しました。

 通学路変更決定までの周知の期間が短かったせいもあり、不安に思われた地域の方もいらっしゃったと思います。改めて説明させていただきました。

居心地のよさをつくる

2025年4月24日 09時20分
その他

 「楽しい学校」にしようと、先生方や子どもたちに呼びかけている。校内研修でも「学びを楽しむ子」に焦点をあてている。

 「楽しい学校」にするためには、職員室や教室が居心地のよい場所になることが大切だと思う。心理的安全性が土台になって、「楽しい学校」がつくられていく。

 6年生の学級活動での話し合いが参考になる。ロイロノートの提出箱をのぞいてみると、自分たちで「直したいところ」が書きこまれていた。いくつか紹介する。自分たちで自覚できていれば、改善しやすい。6年生のこれからの取り組みと行動に期待している。

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 職員室を居心地のよい場所にするためには、先生方が弱音を吐ける雰囲気をつくるのがよい。袋井市の小澤教育監は校長たちにも「困ったら声に出そう」と呼び掛けてくださっている。先生方も自分一人で抱え込まずに、声に出してほしいと思う。

 先生も子どもも、「できない」ことは(いっぱい)ある。

 「できること」「わかること」を、できる人のレベルで求めすぎると、子どもたちも先生たちもつらくなる。大人も子どもも、伸びしろに期待して「任せて認める」ようにしていくつもりだ。校長としての大目に見る態度が、甘いと感じる方もいるだろうが、離職・休職や不登校につながるよりましだと思うのだ。