その他
本校の学校評価の項目で「信頼できる先生がいる。」に「そう思う」と答える割合は、昨年度かなり下がりました。重く受け止め、PDCAサイクルで改善を図っているところです。学校経営方針などで、校長として本校教職員に示したのは、以下の内容です。
P(プラン)「そう思う」と答える児童と保護者の割合1割アップ
Ⅾ(ドゥ)①1学期末までに教員は、全校児童119人の顔と名前を覚える。②教員は、その子の名前を前に付けて、あいさつをする。例「〇〇さん、おはよう。」「〇〇さん、さようなら。」③浅羽学園としてPBS(ポジティブな行動支援)に取り組む。
C(チェック)6月30日(月)前期の学校評価 結果分析・検証
A(アクション)PBS(ポジティブな行動支援)の研修
先日、袋井市の校長会で、学校教育課長からこんな話がありました。「保護者が信頼する先生の第一条件は、わが子のことをよく見てくれていると感じられる先生です。」 同感です。
ところで、毎年、おうちの人と別れるのがつらい1年生や、登校渋りがあって保護者が付き添って来る子がいます。担任に伝えると、「教室では特に気になることはありません。」とか「学校に来てしまえばだいじょうぶです。」という答えが返ってくることがあります。深い子ども理解ができていないことを残念に思います。子どもたちの話をたくさん聞いてあげて、子どもを多面的に理解することが「信頼される教師」への大きな一歩だと思います。担任があまり忙しそうにしていると、子どもたちは遠慮して話しかけてきません。ゆとりをもって仕事ができるといいです。
私は、昨年度から気になるお子さんたちの画像を少し多めに学校ホームページで紹介するようにしています。おうちの方が少しでも安心する材料になればという願いをもっているからです。担任の先生方も、問題行動やけががあったときだけでなく、がんばったことやいいことをしたときも、保護者に知らせてあげてください。忙しければ、「〇〇さん、がんばっていたから、学校ホームページにのっていたね。」と言ってあげるだけでも、保護者に少しは伝わると思うのです。
環境教育
初夏のビオトープには、かわいらしい小さな花がたくさん咲いています。
白いヒナギキョウ、ニワゼキショウ、ムラサキサギゴケ、カタバミ、コメツブツメクサ、シロツメクサなどです。特にヒナギキョウがお気に入りです。青紫色の花はよく見かけるのですが、白花がこんなにまとまってみられるのは、めずらしいです。


環境教育
午前8時10分から10時まで作業を行いました。小プールにはほど良く落ち葉がたまっていて、ヤゴがいました。昨年度ほど多くはありませんでしたが、プール掃除をしながら、落ち葉や泥といっしょにすくってみざるに入れました。そのあと、ヤゴをつまんで水を張ったバケツに移していきました。



昨年度よりも、プール清掃の時期を早めたので、ヤゴがまだ小さく、排水溝のスリットを通って泥といっしょに外に出てしまうこともありました。
とりあえず、バケツにたまってきたヤゴを写真に撮っておきます。
ヤゴは、3年生が育てるそうです。どんなトンボになるか楽しみです。飼うときには、入れ物の底にプールやビオトープの落ち葉と泥を入れて、わりばしか木の枝を立てておきましょう。2週間ぐらいで羽化するはずです。入れ物は、ペットボトルの上の部分を切ったものに、ヤゴを1~2ひき入れるとよいです。
以下のホームページから、ヤゴの名前を調べてみましょう。
http://www2.kobe-.ed.jp/shizen/wtplant/animals/tombo/yago/libellul.html
小プールはきれいになりました。

10時30分から予算検討委員会があったので、作業中断。大プールの仕上げができませんでした。
校務員の山下さんが高圧洗浄機で、プール周囲の溝の掃除をしていました。

環境教育
環境教育
アゲハチョウのさなぎが見つかりました。トンボとりをしていた6年生の男子が見つけました。ハッサクの木ではなく、日当たりのよいプールの壁です。幼虫が木をおりて、かべを登ってさなぎになったようです。
アゲハチョウのさなぎは、帯蛹(たいよう)といって、腰のあたりで帯のように糸を張って体を固定します。ほかには垂蛹(すいよう)といって、枝からぶら下がるようにさなぎになるチョウもいます。
https://proto-ex.com/data/945.html

ハッサクの枝で、さなぎにならなかったのは、なぜだと思いますか?
地域との連携
5月10日(土)に予定されていたPTA奉仕作業を中止した。雨天で警報級の大雨も予想されたからだ。翌日11日が予備日だったが、作業を行わないこととし、9日(金)に保護者にメールで連絡した。保護者にも教職員にもおおむね好評だった。
予定されていた作業は草刈りが中心だった。草が伸びてきてしまっていたので、校務員と校長で手分けして草刈りを行った。プールの北側と東側の法面は、2人で2時間ほどの作業だった。春の分の草刈りだけならば、校務員と校長でなんとかなると思えた。

学校に隣接した森の下草刈りは、3時間ほどかかった。
本校は校地が広く、職員が少ないので、校務員と級外職員だけで毎回、草刈り等を行うのは難しい。奉仕作業日を設けて一斉に行うのではなく、保護者も含めた地域ボランティアが、自分が都合のよいときに来て作業をしてもらう方がよいのではないか、と考えている。
保護者も教職員も負担が軽くなるような仕組みをつくっていくのがよいと思う。アイデアとしていくつか挙げてみる。
・ビオトープ周辺や校庭の南側などにあえて草刈りをしない、または草刈りの回数を減らすゾーンを設け、バッタなどの昆虫が育つ場所とする。草が生えていてもよいのだとすれば、作業は減る。
・PTA会費を値上げして、その費用でシルバー人材センターに作業を委託する。
・地域学校協働推進委員やコミュニティースクールを活用して、広くボランティアを募る。土日や祝日を含め、都合のよいときに作業をお願いし、燃料代等をPTAで負担する(本校には、村田さんをはじめ草刈りボランティアがすでに何人かいる。)
・保護者や児童の祖父母から、草刈り・草とりボランティアを募り、お子さん、お孫さんの授業参観も一緒におこなってもらう。期間を1週間程度設け、都合のよい日に来てもらう。
夏の時期の草刈りをどうするのかを考え、次回の奉仕作業のあり方を決めていきたい。次回は9月27日(土)予備日は翌日。
何かよいアイデアやご意見のある方は、コドモンまたは、学校宛電子メールでどうぞ。
環境教育
体育館通路にある多目的トイレの壁に作りかけていたツバメの巣は、途中で作るのをあきらめてしまいました。残念。もう少し人通りの多い場所の方が、お気に入りだったのでしょう。

笠原コミュニティセンターの玄関には、ツバメが巣をかけました。親鳥がひんぱんに出入りしています。

3年生が道徳で「ツバメの赤ちゃん」の学習をし、ワークシートをまとめていました。


笠原小周辺では、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメの3種が観察できます。
そのほかにも、ウグイス、キジ、ハクセキレイ、コジュケイ、キジバト、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、シジュウカラ、ヒバリ、ホオジロ、アオサギ、ハシボソガラス、スズメなどがいます。
園と小学校との接続
私が、子どものころ好きだったアニメの1つに「ムーミン」があった。主人公のムーミンよりもスナフキンにあこがれていた。スナフキンは、いつもあちこちを旅していて、ときどきムーミン谷に戻ってくる。そしてムーミンたちにすてきな話をしてくれる。「スナフキン」をネット検索していただければ、ビジュアルも名言も多く見つかるだろう。
スナフキンを旅へと向かわせるのが、Wanderlust(ワンダーラスト)である。未知なる旅や探検への願望、放浪心などと訳される。ムーミンは、スナフキンに接することでムーミン谷以外の世界に興味やあこがれをもつ。
人は幼児期の愛着形成を経て、安全基地からの探索行動を始め、外の世界へと活動の範囲を広げていく。その水先案内人の一人が教師なのだと思う。外の世界の不思議や魅力を伝える大事な仕事である。学ぶ楽しさや友達といっしょに活動する良さを体験させることは、小中学校でもっと重要視されてよい。
幼児教育に携わっていた3年間で驚いたことがある。園には不就園はあるが、不登園はなかった。不登園調査もなかった。園では登園渋りや母子分離不安はあるが、不登園への危機感は感じられなかった。子どもたちは、園の環境ならば居られるのである。
子どもたちを外の世界へといざなう、スナフキンのような存在になるには、教師がもっと自由で楽しく仕事ができるようになるといい。そのために、校長として働き方改革を進め、教師が子どもたちとゆっくりと話ができる時間を生み出していきたい。
学ぶ意欲をなくし、傷つくことを恐れ、安全基地という殻に閉じこもってしまう不登校や引きこもりの子を新たにつくらないようにするためだ。
人は古来、Wanderlustがあることで、冒険や探検をとおして新たな発見をし、歴史をつくってきているのだから。
以下は蛇足。
サカナクションの「怪獣」という曲の歌詞が、個人的に大好きだ。「この世界は好都合に未完成 だから知りたいんだ」
ポール・マッカートニーの「タッグ・オブ・ウオー」(1982年)というアルバムに「Wanderlust(ワンダーラスト)」という曲がある。高校時代から大好きで、今もレコードで聴いている。