校長のあたまのなか

津波の速さは

2024年4月30日 14時28分
防災

 大きな地震のあとに津波がくることがあります。みなさんは津波のスピードを知っていますか。津波は海が深いほど速くなります。地球の裏側で津波が起きても1日で日本までとどきます。ジェット機くらいのスピードなのです。浅羽の海岸に近づくにつれてスピードが落ちていき、新幹線ぐらいのスピードで陸に上がります。

 高さ10mの津波だと、笠原小の校舎3階くらいの高さの水の壁が新幹線くらいのスピードでぶつかってくるのです。海岸から笠原小までは、オリンピック100m走で金メダルの選手くらいのスピードでせまってきます。いくらみんなが走っても追いつかれてしまいます。津波警報が出たら、自分の命を守るためにとにかく高いところに逃げましょう。

 南海トラフ地震の震源域内で津波が発生した場合、最短7分ほどで津波が到達するそうです。そのあと15分くらいで笠原小の下まで水がくるかもしれません。ゆれがおさまってから約20分で安全な場所にいなくてはなりません。笠原小学校の運動場は海からの高さが13mあります。津波が来るときには、校舎の上の階までにげる必要があります。

 今、日本中で大きな地震が起きています。もし、地震が来たらすばやく避難して自分の命を守りましょう。

(4月30日 引き渡し訓練後 校長の話)