校長のあたまのなか

アラハサーク(Arahasak)村の人たち

2024年5月20日 08時42分
その他

 町から少しはなれた海と山の間にあるアラハサーク(Arahasak)村には、ちょうど100人の人が住んでいます。65才以上のお年よりが37人、15才以下の子どもたちが13人います。そのうち5人が小学生です。

 村の人たちが集まって、お年よりと子どもたちのことを話し合いました。

「お年よりが増えてきて、お世話をするのにお金も人手もたりていません。今までと同じようにはお世話するのがむずかしくなってきました。37人のお年よりのうち半分以上が一人ぐらしです。」

「子どもがへってきて、小学校の先生も手がたりていません。PTAだけでなく、村の人の力もお借りしたいです。」

 アラハサーク(Arahasak)とは、笠原地区のことです。Arahasakは、Kasaharaのスペルを逆にしたものです。笠原地区の高齢化率37.1%は、袋井市平均の25.5%を大きく上回り、市内の地区別で2番目に高いです。約2400人の住民のうち、約900人が、高齢者になります。いっぽう子どもの数は減り続け、現在は13.1%です。近い将来には、高齢化率は4割を超え、子どもは1割以下になるでしょう。

 18日の土曜日に笠原地区の会合に出て、青少年と高齢者についての実態を知り、考えさせられました。笠原地区を住民100人の村に見立てて、高齢者と子供の割合を分かりやすくしてみました。