8765+4321=13086
8642+7531=16173
ほかにも答えが存在します。千の位には8と7、百の位には6と5、十の位には4と3、一の位には2と1が入ればよいので、数字の組み合わせはいくつかあります。例えば、8531+7642などです。
組み合わせで考えると、百の位に入る数字が2通り、十の位に入る数字が2通り、一の位に入る数字も2通りあります。足す数が決まれば、自然と足される数も決まるので、どちらかいっぽうを考えればよく、2✕2✕2=8 8とおりの答えが考えられそうです。
足す数は、8642 8641 8632 8631 8542 8541 8532 8531の8通り作れます。
いや、待てよ。1+3と3+1は違うように、足す数と足される数を入れ替えれば、8つの🔲に入る数字の組み合わせは、8✕2=16 で、16通りあります。3年生が、このことを理解し、すべての答えを見つけ出すのはけっこう大変だと思います。
答えが1つだけある算数に慣れている子どもたちには、答えが16通りある問題は、どのように感じるのでしょうか。少しでも考える楽しさを味わってもらいたいのですが、早く簡単に正解だけを知りたがる傾向がある子には、「めんどうくさい」問題なのかもしれません。