笠原っ子日記

6年社会科 日本の古代

2024年6月24日 10時00分
6年

 聖武天皇が東大寺に大仏を建立するところの学習をしていました。特別支援学級の3人の6年生が、映像資料等を活用しながら、じっくりと学んでいました。

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 笠原地区の古代から中世の様子はどうだったのでしょうか。

 聖武天皇が生きていた時代よりも200年ぐらいあと、10世紀の笠原のあたりには、笠原牧(かさはらのまき)という馬を育てる牧場がありました。当時、馬は、動力であり兵器でもあり、貴重なものでしたから、地方で育てて都に贈っていました。現代に例えれば、高級な乗用車を有力な政治家にプレゼントするようなものです。

 平安時代になると、牧は開墾(かいこん)され、荘園(しょうえん)になっていきました。笠原荘(かさはらのしょう)は、関白の藤原頼通が所有したことが記録されています。笠原荘は、国の役人の介入を拒み、「不入の権」を主張していく荘園の初期の事例ともいえるそうです。

「静岡大百科事典」(静岡新聞社 昭和53年発行)による