国語 聞き取りメモのくふう
2025年5月1日 12時13分4年生の前で「子どものころに夢中になったこと」の話をしました。メモを取る練習をするためです。話を聞く態度の真剣さに感心しました。
4年生の前で「子どものころに夢中になったこと」の話をしました。メモを取る練習をするためです。話を聞く態度の真剣さに感心しました。
こんな内容を話しました。メモは取れましたか?
小学校4年生のころを思い出すと、夢中になっていたことが1つありました。アリジゴクをつかまえて育てることです。
松林の中の砂地の小さなくぼみを探して、松のとがった葉の先でくぼみの奥をつついて砂を少し崩すと、えさだと思ってアリジゴクが角を出します。そこを手でつかまえるのです。家に持って帰って、砂を入れたたらいで、アリジゴクを育てます。ときどき、アリをつかまえてくぼみに落とすと、砂の中に引きずりこんで食べてしまうのです。多いときには、週に3回はアリジゴクをつかまえるために松林に出かけました。えさのアリもいつも20匹以上集めていました。
アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫です。しばらく育てると、小さな虫が出てきます。早起きした朝に、きらきら光る羽をもつ虫を見つけてワクワクしました。
今でも生き物や自然が好きなのは、小学校4年生のころにアリジゴクをたくさん育てたのがきっかけだと思います。
10年以上前に、千葉県の小学4年生がアリジゴクの大発見をしたことが話題になったことがありました。昆虫学者の通説では、アリジゴクはうんちもおしっこもしないとされていました。それなのに、小学4年生が観察して、おしっこを出すことを発見したのです。大人は先入観をもっている分、きちんと確かめようとしなかったのだと思います。
私(校長)は、48年前に4年生だったときアリジゴクに夢中になったのに何も発見できませんでした。そのことが思い出されて、4年生にアリジゴクの話をしてみました。笠小の4年生の中から、将来、大発見をする子が出ることを期待しています。
https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005300505_00000
https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005401075_00000