校長のあたまのなか

ファルコンアイ

研修

 小林快次(よしつぐ)という世界的に有名な恐竜の専門家がいます。今は北海道大学総合博物館教授をなさっています。海外で恐竜の発掘調査をすると、多くの発見をするので「ファルコンアイ(はやぶさの目)」というあだ名があります。どこに化石があるのかを見つける目がすごいということです。恐竜図鑑や恐竜の本もたくさん書いていて、テレビ番組でもお見かけすることがあります。NHKラジオでは「子ども科学電話相談」を担当されています。

 実践倫理宏正会発行の「倫風」2月号と3月号に寄稿している文章がすごくいいです。全文紹介したいのはやまやまですが、ほんの一部分、引用します。

子どもの好奇心を守るのは大人の役目

 親御さんから「子どもが恐竜研究者になりたいと言いますが、どうしたらいいですか?」と聞かれた時、必ず言うのは、「勉強するな」と「親の言うことを聞くな」の二つです。

 本来、学問はおもしろいものです。しかしテストのための「勉強」になった瞬間、急につまらなくなる。(中略)

 「親の言うことを聞くな」は、親の意見を参考にしつつ、”でも全部言う通りにはしない”ということです。親は身勝手なもので、子どもの頃は「好きなものがあっていいね」と応援しておきながら、年齢が上がると不安になり、「いい大学に行きなさい」と言ったりするからです。

 いろいろなことを試す。成功も失敗もする。その中で「あ、これおもしろい。」が芽を出し、いつか夢に繋がります。だからこそ、大人がすべきなのは興味の芽を摘まないことです。

(「倫風」3月号2026 17ページより引用)

 私(校長)も子どものころから恐竜が好きでしたが、専門家になれなかったのは、中途半端に勉強したことと親の言うことを聞きすぎたからだと思い至ります。今では自分の部屋に恐竜のフィギュアと図鑑や専門書があふれています。小林快次さんの本もいくつかあります。小学生におすすめなのは、「ぼくは恐竜探険家!」です。笠原小の図書室にもあるといいな。

恐竜探検家