運動会が楽しくない
2025年10月17日 08時29分校内運動会が近づいてきました。子どもたちは元気で、昨日も今日も欠席は全校で1名だけです。
登校の様子を見守り、子どもたちに話しかけていると、こんな声が何人かの口から聞こえてきます。今日は、2時間目に全校で縦割りリレーの練習があるのです。
「リレー、やだ。」「走りたくない」「運動会ゆうつ」
教員は運動会に向け、子どもたちを盛り上げ、追い立てていくのですが、誰もが皆、運動会を楽しみにしているわけではないことを忘れずに、声掛けをしていけるといいです。
急に走るのが速くなる魔法やひみつどうぐがあるわけではありません。阪田寛夫(さかた ひろお)さんの「びりの きもち」という詩は、子どもの心の声を代弁してくれています。教師は「びり」の子に共感し、寄り添う態度が大切だと思います。本校の先生方は、PBSを意識して「びり」の子にどんな声を掛けるのでしょうか?
びりの きもち
さかた ひろお
びりのきもちが わかるかな
みんなのせなかや 足のうら
じぶんの鼻が みえだすと
びりのつらさが ビリビリビリ
だからきらいだ うんどうかい
まけるのいやだよ くやしいよ
おもたい足を 追いぬいて
びりのつらさが ビリビリビリ