校長のあたまのなか

保育の中での理科教育

2025年10月16日 11時58分
園と小学校との接続

 4年生といっしょに笠原こども園へ行ってきた。今回は教育実習生も誘った。保健室もなく養護教諭もいない園の様子を見てもらいたかったのだ。

 園庭で遊ぶ子らを見ていると、小学校以降の理科教育につながっていると感じる。幼児期の原体験が、感性(センス・オブ・ワンダー)を豊かに鋭敏にするのだと思う。家庭による差がなく、共通体験として共有できることが、小学校側としてありがたい。

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 砂や泥でたっぷりと遊び、虫やカニやダンゴムシをつまんでつかまえ、花や葉を絞って色水をつくる。五感を刺激し、いろいろなものに興味をもち、好奇心や探究心を養う、すばらしい体験である。

 小学校理科の単元で、園の保育とつながりの深いものを挙げてみる。

3年 春の自然にとびだそう たねをまこう 花がさいたよ 実ができたよ チョウを育てよう 風やゴムでうごかそう

4年 雨水のゆくえと地面のようす あつくなると さむくなると 生き物の1年をふりかえって

5年 植物の発芽と成長 花から実へ 流れる水のはたらき 

6年 生き物のくらしと環境

 笠原こども園での保育を見て、本校にも築山か流水実験場がほしくなった。時間が空いた時に手を付けようと思う。