校長のあたまのなか

本に親しませるための工夫

2025年10月7日 09時01分
研修

 朝登校すると、子どもたちは、午前7時50分まで屋外や階段の前の廊下で待っています。早い子は午前7時40分には登校してきます。子どもたちが本に親しむために本のコーナーを設けてあります。本を選んでくれたのは、教育実習生のKさんです。

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 学校の隣の永徳寺のwさんは、毎朝、子どもたちの登校を見守り、挨拶の声を掛けてくれます。読み聞かせサークル「ゆりかご」のメンバーでもあります。登校指導の際に話をする機会が多いです。ある日、

「校長先生、子どもたちが本に親しむために、去年みたいに昇降口に本のコーナーをつくってください。」

「分かりました。教務主任に伝えて用意させます。」

 後日、wさんが来校された際に、「あの本じゃ、子どもたちは手に取らないよ。」と指摘されました。まじめな教務主任は、教科書に出てくる本を選んで並べていたのです。うーん。

 教育実習生のKさんに「昇降口の本を、子どもたちが喜んで手に取る本に変えてほしい。Kさんセレクトでお願いします。」と頼みました。大正解。